clubhouseオーディオインターフェース接続メモ走り書き(2021/2/7更新)
Clubhouseはもともと通話する用途だけで開発されているためか、基本的には端末本体のマイク&スピーカー、あるいはマイク付きイヤホン、ヘッドホン、Bluetoothイヤホン、ヘッドホンで使用する前提になっている。
お気に入りのマイクや複数本のマイクをMIXしたり、音楽ソースをClubhouseに流したい場合にオーディオインターフェースを使用したい。
しかしながら、もともと通話用のためかiOSに対応するオーディオインターフェースを接続しても”ミュージック”などから音楽ソースは認識しても通話であるClubhouseは認識しないことが多い。
このためか、clubhouseアプリを立ち上げても自分だけなら音声は出力されるが2人目が入ると切断される。
そこで各種オーディオインターフェースと端末(iPhone,iPad,iOS)での組み合わせを検証していく
(A)現地点でわかっているClubhouseの音声について
●モノラル、64kbps程度の圧縮か??(データ無し、音から察するに)
●エコーキャセラーが強力に入っている。
●エコーキャンセラーの他にノイズゲートも入っている
●リミッター入っている
●複数人で話してもさほど相手音声に影響はない、ただしゲインシェアリングしている感じではある
●端末(iPhone.iPad)やiOSバーション、オーディオインターフェースによっての音楽再生と電話用両方対応しているか、もしくはどのように切り替わるかは不明。特に4極端子ではなくライトニングまたはUSB-Cは試してみないとわからない。
●非対応のものは、clubhouseアプリ起動で自分だけなら音声出力、2人目が入ると切断される
●Clubhouseアプリのモード?に”音楽モード”と”スピーチモード”があり、選択可能なイヤホンや接続可能なインターフェースの場合、どちらを選択するかのダイアログがあらわれる。→ MUSICモードを選択した場合、マイクのノイズゲートがスピーカーになった際に使用されるみたい。オーディエンスだとマイクは使わないのでそもそも不要。音質は特に変化がないような気がする。エコーキャンセラーも動いている様子。そしてMUSICモードに切り替えても作用していない時もある。抜き差しをして再度MUSICモードにすればなったりするので、これはタイミングの問題なのか?アプリのバグなのか?
●4極端子のイヤホン(特にApple純正イヤホン)やBluetoothイヤホンなどは認識してマイクで話すことや、音声を聞くことができる。(すべてOKでもない)
●圧縮過程のせいなのか、帯域によって歪っぽく感じる。特に中高域(1k~4KHz)
●50Hz以下、8kHzも再生はするが、圧縮過程あるいはキャンセラーの影響か全体の音に影響する。
●周波数特性自体は40-16kHz程度RTAで確認。8kHz以上で6dB程度のへこみあり。
(B)その他情報
●Clubhouseのオーディエンスとして入るとオーディオインターフェースからは音は出力されているが、スピーカー、モデレーターになると認識しなくなり本体スピーカーに切り替わる。
●モデレーター&スピーカーとオーディエンスでは音が違う。
→音質も音量も違うと感じたときもあれば、変わらないと感じたときもあるので今のところ不明。
(C)検証機材
*検証用端末
iPhone12Pro (Lightning / iOS14.4)
iPhone7 (Lightning / iOS14.3)
iPad Pro11インチ 2018 Wi-Fi + Cellular:A1934 (USB-C / iOS14.4)
iPad Pro9.7インチ 2016 Wi-Fi + Cellular:A1674 (Lightning / iOS14.4)
iPad Pro 12.9 インチ 2015 :A1584 Lightning / iOS14.4)
iPad Air 2 2014 : A1566 (Lightning / iOS14.4)
*オーディオインターフェイス
(1)Steinberg UR24C / UR44C (USB-C)
(2)Focusrite Scarlett Solo (USB-C)
(3)PreSonus STUDIO24c (USB-C)
(4)IK Multimedia iRig2 (4極)
(5)YAMAHA AG06 (USB)
(6)MOTU MICROBOOKⅡ (USB)
(7)SHURE X2U(USB)
*使用変換ケーブル
Lightning→USB Apple純正Lightning - USBカメラアダプタ
USB-C → USB Apple純正USB-C - USBアダプタ
Lightning→4極 Apple純正
(1)Steinberg UR24C / UR44C
iPhone12Pro (Lightning / iOS14.4) →NG
iPhone7 (Lightning / iOS14.3) →NG
iPad Pro11 2018 Wi-Fi + Cellular:A1934(USB-C / iOS14.4) →NG
iPad Pro9.7 2016Wi-Fi + Cellular:A1674(Lightning / iOS14.4)→NG
iPad Pro 12.9 2015 :A1584 Lightning / iOS14.4)→NG
iPad Air 2 2014 : A1566 (Lightning / iOS14.4) →NG
(2)Focusrite Scarlett Solo (USB-C)
iPhone12Pro (Lightning / iOS14.4) →NG
iPhone7 (Lightning / iOS14.3) →NG
iPad Pro11 2018Wi-Fi + Cellular:A1934(USB-C/ iOS14.4)→OK
iPad Pro9.7 2016Wi-Fi + Cellular:A1674(Lightning / iOS14.4)→NG
iPad Pro 12.9 2015 :A1584 Lightning / iOS14.4)→ NG
iPad Air 2 2014 : A1566 (Lightning / iOS14.4) → NG
(3)PreSonus STUDIO24c (USB-C)
iPhone12Pro (Lightning / iOS14.4) → NG
iPhone7 (Lightning / iOS14.3) → NG
iPad Pro11 2018Wi-Fi + Cellular:A1934(USB-C/ iOS14.4)→NG
iPad Pro9.7 2016Wi-Fi + Cellular:A1674(Lightning / iOS14.4)→NG
iPad Pro 12.9 2015 :A1584 Lightning / iOS14.4)→ NG
iPad Air 2 2014 : A1566 (Lightning / iOS14.4) → NG
(4)IK Multimedia iRig2 (4極)
4極アナログタイプなので変換を使えばすべて使用可能
ただしアンバランスアナログなのでS/Nが悪い(ボディやケーブルの位置でノイズが混入する)
(5)YAMAHA AG06 (USB)
すべての機器でNG
(6)MOTU MICROBOOKⅡ (USB)
すべての機器でNG(そもそもドライバー未対応)
(7)SHURE X2U(USB) 2/7新規更新
iPad Pro11 2018Wi-Fi + Cellular:A1934(USB-C/ iOS14.4)
Apple純正USB→USB-Cで接続→OK
~検証結果~
ClubhouseアプリがiOS13対応のiPhone,iPadでないとClubhouseアプリそのものが使えない。
ライトニングタイプで、USBに変換して使用するインターフェースはすべてNG(例外もあるようですが、私の環境ではすべてダメ)
USB-CのiPadとUSB-Cタイプのインターフェースは私の環境だと唯一「Focusrite Scarlett Solo」のみが使えた。
ライトニングの場合、ライトニング→4極→「iRig2」を使用する分にはほとんど対応する(これは4極でのアナログ接続なのでマイクさえ認識できれば動作)
iRig2のしくみのように4極端子から入力と出力を分岐することは、変換ケーブルだけでも出来るが、出力設定を「Audiobus(有料)」のようなアプリで行う必要があるみたい。(未検証)
====注意====
この検証はあくまでも個人的におこなっているもので、もし何らかなの参考になればと思いnoteに投稿しております。
端末のバージョン、契約内容、環境、iOSのバージョン、オーディオインターフェースのファームウェアバージョン、clubhouseのアプリ更新などにより変わる可能性、あるいは私が間違っている可能性がございますので、必ずご自身の環境にてお確かめください。
万一、このnote投稿の内容が間違っていたり変更されても責任は負いかねますので、あらかじめご了承くださいませ!
尚、コメント等で新たな情報、間違いご指摘などよろしくお願いいたします。