NHK元旦恒例『あたらしいテレビ』
元旦恒例のNHK『あたらしいテレビ』。
NHK、民放、映画、配信、出版、ネット界隈に関わらずさまざまな業界人を集め、2024年のコンテンツを1時間に渡って振り返る番組。対談は作り手サイドと観るサイドの2チームで行われる。
今年は作り手サイドにとらつばの吉田恵里香、山中瑤子監督が入っておお〜と思ったが、内容的には去年おととしのような、すげー!というとこまではいかなかったかな。でも面白いから興味ある方はNHKプラスでやっている間にぜひ。
YouTube界隈の話はまったく知らない世界ばかりで、その人の肩書きや業界がどうのということでもなく、もう皆が知ってる共通の話題なんてあり得ないんだ、ということが改めて分かる番組だった。かろうじてテレビが少し繋ぎ止めている、という位で。
だから自分にとってアトロクがどんなに貴重なのかってことなんだよな…。
●NHK『舟を編む』の脚本家、蛭田直美さんが2025推しに選ばれていたのが嬉しかった。『海に眠るダイヤモンド』でエライザさんいいじゃん、とちょっとでも思った人には『舟を編む』絶対観て欲しいなぁ。2024ドラマのベスト。エライザさんが凄まじく、良いです。
●フジテレビの田中良樹D(『新しいカギ』など)が言ってた「テレビは5〜6年前にあせって上の層(年輩)ばかりを狙っていた時期があって、今はそこからリカバっている最中」的なこと言っててへぇー。
●高石あかりちゃんの2024レコメンドのラインナップがなんか良かった。XGいいよね…
●インティマシーコーディネーターについての高嶋政伸コラムを挙げたドラマ批評家の方がいて、かなりの時間を割いてICについて当事者が説明していた。確かにそうで、こういうNHKの番組で挙げてもらったのは絶対良かったのだけど、あのコラムはあれであまりにもメンタル面をすべてICに?という誤解も生みそうで、IC入れればOKって話でもないというまた次のステップの話があって、とかあるよね。あとふてほどのあの回の酷さに言及はなく…当たり前か。そう言えばふてほどを挙げている人はいなかったな。
●吉田恵里香さんの推しマンガ『君と宇宙をあるくために』買うぞ。