大久保寛司の「あり方塾」@東京7期#2ゲストが4人!!!! ①大久保 碧さん
はじめに
「今日は、前でお話を聴きたい方が8人くらいいるなぁ」という寛司さんのひとことから始まった5月の「あり方塾」。
ゲストも参加者も、多彩な方が集まる知る人ぞ知る!?学び場です。
最初に登壇したのは、この春、大学生になったばかりの大久保碧(そら)さん。突然の指名にも動じることなく、寛司さんとのトークが始まりました。
魚が好きすぎて・・・
(寛司)今日、最初はこの人です。魚についてちょっと面白いことをしているので、自己紹介もしながら話してくれる?
(碧)京都からこの春、東京に引っ越してきた大学1年生で、大久保碧(そら)と言います。名前は「そら」なのに、海が好きで(笑)、中2の頃から卸売市場に通っていて…なぜかというと幼いころから魚が大好きで、お寿司ってめちゃ美味しいじゃないですか。あれを自分で作れたら最高だなと思って、食の幸せを探求したいと思ったんです。
そのうち、魚を捌いていたら魚の命を身近に感じて、それをきっかけに、もっと魚に感謝できないかと考えて。食べるんだけど、もっとよりよいあり方みたいなものはないかなぁと、中高生時代、探求してきたんです。
その過程で、漁師町を巡る旅に出て日本を半周しました。旅で漁師さんと交流を深めたり、衣食住を共にしたりして色々学んだんです。
そしてわかったのは、水産業の課題が山積みだということ。捨てられてしまう魚とその現状を嘆く漁師さんの姿を見て、魚の幸せなあり方を探求してきたらこそ、衝撃を受けました。
社会構造(行き過ぎた資本主義)に違和感を覚えて、そこを、魚が好きだからこそ何とかしたい!と思って、高2で旅から戻ってすぐ、日本の資源管理を政策提言していくNGOを立ち上げたんです。
今は消費者の意識改革や行動変容を目的とした活動をしています。みんなで魚を捌いたら、幸せなあり方がわかるのではないかと思って、魚を捌く教室や、漁業教室などをやっています。丁寧にみんなに共有してみんなで学びたいと思ってるんです。
(寛司)魚って、捌く人によって味が全く違うでしょ。美味しく捌けるだけで、尊敬するね。まあ、人は捌いちゃいかんけどね(笑)
生きざまがオモシロイ
(寛司)中学から魚に興味を持って、高校で漁師町を旅して、そのうち日本の漁業の課題に出会って、そこから何とかしたいって、彼の生きざまそのものがオモシロイですよね。
実は彼とは京都の勉強会で出会ったんだけど、一度、お母さんを連れてきてね。お母さんにお話を聞くと、お母さんはね、彼の育ち具合をちょっと不安に思ってたんですけど、周りは彼を絶賛したんです。その生き方、ありかたが素晴らしいと。
私の勉強会に参加される方には共通の特長があって、普通じゃない人が多い。私利私欲が若干、薄くて、世の中に幸せになってほしいということに重きを置いている、いわゆる「お人好し」が多いんですよ。
彼はそのうちのひとりなんだけど…大学生活はどう?
(碧)楽しいですね。変な人と会えます。
(寛司)むこうもあなたを変な人だと思ってるよ。
(碧)変に生きたいんですよね、僕は…
自分軸のある人との出会いが喜び
(寛司)彼と初めて会ったのは高校2年か3年の時。今の人って年齢より若く見える人が多いんだけど、ちょっと老けて見えた。高校生のわりにどこか、おじさんっぽいんだよね。それで、実際話してみたら、ものすごく成熟度が高くて、考えが深く、オモシロイなと。
「人生の喜び」なんて言うと大げさかもしれませんが、世間での知名度や認知度ではなく、ここにこんな風に面白く生きている人がいるって見つけること、出会えることってがよろこびなんですよね。彼はその典型例です。魅力あるでしょ?自分軸があって、スムーズに何もかも進むわけじゃないけど、前向きにやり続ける姿勢、そして発想もね。期待しています。
(碧)頑張ります
〜寛司さんと碧さん、硬い握手を交わす〜
大久保碧さんの活動は NGO うおゑん HPをご覧ください
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