お腹が空いたら、涙が出た件
大好きな人への
贈り物を買いに街に出て
ついでに
お気に入りのパンと
お惣菜を
少量ずつ買って
きっかり2000円で
ちょうど1時間分の駐車券をゲットし
ほくそ笑みながら
ゲートを出て
車を走らせるうちに
お腹がぐーっと鳴って
そうしたら、なぜか
涙がポロポロこぼれてきた
何なんだ!と思いながら
この久しぶりの現象に
自分を振り返ってみる
・・・・・・・・・・・
私は、昔から
頭で「感情」に気づく前に
泣き出してしまうということが
よくあった
涙の種類はいろいろだ
辛い時や苦しい時ってのは
自分にも周囲にも
分かりやすいとは思うが
嬉しい時もあるし
最も困ってしまうのは
「ことば」にならない時
説明できない時だ
突然、涙をこぼす、と
まあ、若い頃はそれでも
「こどもだねぇ」なんて言われて
収まることもあったけど
もうね、その〜この年齢になると
いい大人がポロポロと
突然に泣き出すと
結果、周辺にいる皆様を
混乱させてしまうので
必死に説明しなくてはと
思うのだけれど
なかなか説明できなくってね
焦るわけです
そういえば、アナ室長時代
関東・東海エリアの若手アナを
10人ほど集めた研修を
幹事として主催したことがあって
その時も、最後のあいさつで
話しているうちに
なぜか涙が溢れてきて
他の指導者の皆様に
「橋本さん、どうした?」と
ずいぶん不審がられたことがあった
当時は、上手に説明できなかったけど
必死に課題に取り組む
2日間の若手の姿が
自分の若い頃と重なって
あらゆる感情が押し寄せて
収拾がつかない中で
だからこそ
応援したい気持ちが
涙になったのかなぁ・・・と
今さらながら、言語化してみる
ほいじゃ、今日は
お腹がグーっと鳴って
なぜ涙が出たのか?
多分、それは
会社員時代、思うようにならなくて
辛くて悲しくて仕方がない時に
それでも「お腹が空く」ことや
それでも「トイレに行く」ことで
生きていれば、何とかなる!
と、自分に言い聞かせることが
多かったからなのかもしれない
当時、通っていた会社は
退職後、まもなく社屋が新しくなり
今はもう、ないのだけれど
目を閉じて、思い出すのは
トイレの鏡の前に立ち
頬をペチペチと両手で叩いて
鏡に映る
無理やりに口角を上げた自分に
「大丈夫、何とかなる」と
声をかけている、あの場面だ!
・・・・・・・・・・・
もしかしたら私
頭を使い過ぎて
お祭り状況だったので
ちょっとエネルギーダウンしているのかな?
あ、私のお祭りは
魚釣り用語の「オマツリ」に
近い所があるからね
こんがらがっているのかも(笑)
いずれにしても
「まつりの後」の
虚しさとか、切なさみたいなものが
私に襲い掛かってきて
それを振り払うために
「空腹を感じる」
=生きていることを実感して
涙を流すことで
立ち直ろうとしてるのか?
自分の文章を「推敲」する作業は
文章を書いた当時の自分を
文章を読んでいる「今」の自分が
取材しているようなものだ
と、ライターの古賀史健さんが
音声コンテンツで仰ってた
ということで、行ったり来たり
夏の「自由」「自分研究」でした(笑)