気まずいホームラン

もしかしたらプロ野球選手もホームランを打ちたくない時だってあるかもしれない。

それは例えば、そんなに仲良くない先輩の前の打席で打ってしまった時かもしれない。

ランナーがいればいるほど、先輩の手柄を横取りした感が出て、気まずさは増すかもしれない。

さらには、その先輩がスランプに陥っていて、自分がホームランを打ったことにより、会場は盛り上がり、変に先輩のハードルが上がってしまうかもしれない。

ホームインしてすれ違う時に気まずすぎて、ハイタッチせずにとりあえず会釈だけするかもしれない。

以後、この先輩を近所のスーパーで見つけてもギリギリまで気づいてないふりをするかもしれない。

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