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仕事探しは○○で?


初めて仕事探しをしたのは16歳の時、駅前のクリーニング屋の前に貼ってあったアルバイト募集のチラシでした。その後は求人雑誌「FromA」で学生時代のアルバイトを探し、新卒の就職活動では「四季報」に折り目をつけながら探していました。社会人になってからはインターネットで求人情報を探すことが容易になり非常に便利になりました。そこから転職エージェントと呼ばれる人材紹介を利用したり、最近は今までいた会社の方の紹介で転職をしたりなど、色々な形で仕事探しをしてきました。

仕事探しはどんな方法(経路)があるのか?

転職で入社するための経路は様々です。実はこれ、実際にどういった経路で入社しているかは調査があります。

職業紹介
 求人広告 31.3%
 ハローワーク 17.0%
 学校 6.2%
 民営職業紹介 4.9%
 その他 10.3%
縁故 27.8%
出向 2.4%

出典:2019年(令和元年)雇用動向調査結果の概要|厚生労働省

ハローワークは失業手当をもらうところ、だけではない

公共職業安定所、それがハローワーク。失業手当をもらったことがある人や職業訓練を受けたことがある人は1度は行ったことがあるかもしれません

一昔前、失業手当をもらっている期間中は求職実績を作るためにハローワークへ行きPCの前に座ってお仕事探してました。今では自宅に居ながら同じ情報を見ることができます。

*「失業手当」の呼称は正確ではありませんが一般的に呼ばれている呼称で記載しています。(この記事では雇用保険の失業等給付>(の中の)求職者給付>(の中の)「基本手当」のことを指しています)

職業紹介機関としてのハローワークの特徴

- 無料で利用できる(求職者だけでなく求人企業側も)
- ハローワークで紹介&応募すると紹介状が発行される
- ハローワークの紹介で就職が決まると別途失業手当以外の手当が出ることがある

ハローワーク経由の応募は紹介状発行の手間や企業情報が求人票以外になかったりすることも多いため、給与・求人票の充実度・選考のスピード感を求めるなら自力で探すか民間職業紹介の方がよいと思われます。地元の企業が出していることが多いので、家の近くで働きたいと思っている方は探してみる価値大です。

マザーズハローワークというものもある

子育てをしながら働きたい、子供が大きくなったので再就職したいというニーズに向けたハローワークです。子連れで利用可能、セミナー受講中の託児やキッズスペースがあります。また、マザーズと名がついていますが男性も利用可能です。

2021年3月現在、
- マザーズハローワーク(21 カ所)
 →特化型ハローワーク、キッズスペース等あり
- マザーズコーナー(183 カ所)
 →ハローワークの一角にある

所在地一覧はこちら

ハローワークで検索できる求人の他に、マザーズハローワークが独自で受け付けた求人もあります。
欠点としては平日夜間の開所延長があっても19時くらいまで、土曜日は隔週開所、日祝休みが多いのでどちらかというと再就職の方向けの印象です。

求人サイト・求人広告(媒体)

入職(入社)経路として一番多いものです。新卒時に就活をした方はたくさんお世話になったリクナビやマイナビなどの中途版。

これらはwebサイトや折り込みチラシ、フローペーパー等まとめて求人媒体と呼ばれ「求人広告」という扱いで記載内容については非常に厳しくレギュレーションがあり各社審査担当が目を光らせています。

現在では厚生労働省から「公正な採用選考の基本」として、募集をするときに何を書いてよいか?どんな質問をしたらNGか?がまとめられています。

こういうのはNGです。
- 女性秘書募集
- 35歳まで(一部例外としてOKとなる場合あり)
- 東京都の企業で時給1000円

求人媒体の特徴

- 募集内容が明確
- 好きな時に探せる
- スカウトが来る媒体もある(ビズリーチとかエンジニア系媒体)
- やり取りは全部自分
- 掲載期間が厳密でないものは充足したのに取り下げしてない場合もある

登録すると定期的にメルマガがきたりするので情報収集代わりに使うと良いですね。

人材紹介会社(転職エージェント)

転職エージェントと呼ばれる民間の有料職業紹介。基本的に無料で求職者に職業紹介、求人側の企業から成功報酬をもらうビジネスモデルが基本。なので、求職者側は無料(一部職種によっては有料もある)でいろいろお願いできるものの、要は自分が「商品」なわけで、エージェントから商品価値がないと判断されると紹介がなくなる。これはしょうがない。エージェントによっては得意領域が異なるのでいくつか並行して登録することをおすすめします。

人材紹介会社の特徴

- 自分の代わりに探してくれる
- 非公開求人がある
- 逆サーチ(発掘)してくれる
- 内定時の交渉も代わりにやってくれる
- レジュメの添削もしてくれるところがある
- マッチする案件がないと面談後連絡がない
- 持っている求人に偏りがある

リファラル・縁故・コネ

「友人の紹介で~」というどこぞの馴れ初めのようなリファラル。かの昔は縁故やコネとも呼ばれていましたただコネと言うと直接的にねじ込むような感じであまりポジティブな印象がなかったような…

そして、リファラルも社員の友人を誘うという形を思い浮かべますが、実は直接の友人を誘ってしまうと選考で不採用になってしまったときに気まずい事案があったりします。そこで友人の友人を誘うというのが最近のリファラルのトレンドで程良い距離感が醸成されます。共通の知り合いがいる関係性からトントンと進んでしまうこともあるにはあるけど、そこはそういう関係だからこそきちんとしないといけないので適度な距離感は大事です。

リファラルの特徴

- 求人票とか関係なくなってくる?(が一番重要なのでもらっておこう)
- 会社を知っていたりするので説明を省いて選考が早く進むこともある
- 案外友人の友人だと普通の選考ルートになったりもする(会社と友人の関係性次第)
- 内定時の交渉は自分でやらないといけない
- 断るの苦手な人は断り方を考えておこう(特に企業と友人で口説きモードになった時)

自主応募(企業に直接応募)

古来よりある正攻法。本当は企業も自社応募してほしいと思うんですよね。なぜなら一番お金をかけずに採用できるから。しかしそんな指名制で応募が来る企業は有名どころの一握りです。まずは知名度を上げようとと各企業が頑張っているわけです。

でも、いろいろなルート中で一番うれしいのは自主応募。数ある企業の中から媒体もエージェントもあるのになぜうちの採用ページから来たのか?はやはり知りたくなります。

自主応募の特徴

- 自社応募の少ない企業でマッチすると熱烈歓迎
- ダイレクトにやり取りできる
- 交渉は自分でやらないといけない
- 選考のUXはレスポンス含め採用担当の手腕によるところが大きい

番外編:Wantedly

ビジネスSNS「Wantedly Visit」は「シゴトでココロオドル人を増やす」という理念のもと、運命のチームやシゴトと出会う場を提供するため生まれたサービスです。
既存の求人サイトのような給料や福利厚生といった「条件」ではなく、やりがいやビジョンへの「共感」にフォーカスしたサービス作りをしています

「はたらくを面白く」が合言葉のビジネスSNS。サイトのガイドラインで求人票の内容は募集要項に書けませんが実質的な採用媒体として機能しています。「会社訪問ができるプラットフォーム」という売り。選考とは関係ない面談ができる「カジュアル面談」という言葉が一気に増えました。志望度はそんなに高くないけど一通り説明聞いて自分にマッチするか考えたい、なんて時にはお互い気軽に会えるプラットフォームとして使えます。ただ、ポチポチしても必ず行けるとは限らないのが難点ですし、気軽に話を聞きに行くと言いつつやはり会う会わないのセレクションはほぼあるので、プロフィールはちゃんと書くことをおすすめします。

特徴
- 気軽に話を聞きに行ける
- 気軽に話を聞きたいのにそれもダメな時がある
- 求人の詳細(特に条件面)が不明
- 設立から間もない企業が多い

仕事探しは様々ですが自分に合った形でお仕事が見つけられるといいですね。

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