肉にまつわる豆知識 〜意外と知らないお肉のトリビア〜 肩ロースの巻
肩ロースの巻
肩ロース、関西ではくらしたと言います。
語源は諸説ありますが、人が馬に乗る時に使う「鞍(クラ)」の下にあるためそう呼ばれるようになったそうです。
肉質は首元にいくにつれてややかためだが、ロース側は霜降りができやすく、薄切りにするとかたさもさほどではないため、すき焼きやしゃぶしゃぶ、いため物などに適している。また、この部位からハネシタ(ザブトン)と呼ばれるきめ細やかな霜降りの部位が取れます。
肩ロース部位小分け
カタロースは5つに分割できます。
・カブリ 焼肉や切り落とし
・カタシン 焼肉、ステーキ
・ザブトン 焼肉、ステーキ
・コブ スライス、切り落とし
・ネック 切り落とし、角切り
食感はやや硬めですが、薄切りにしたりすじ切や、隠し包丁を入れる事によって美味しく食べれる。
カタシンは万能です。スライスしてしゃぶしゃぶやすき焼きにして召し上がってください。
ハネシタは御覧の通り芸術的なサシが入っている部位です。牛の希少部位にされており価格も倍以上する店もあるよ。
サシは入っていますが、よく運動する部分ですので硬いお肉となっています。切り落としやうす切りにして召し上がってください。
ネックは切り落としや煮込み料理用の角切り、ミンチにしても美味しくいただけます。
肩ロースは切る部分によって味・食感が変わる
和牛の肩ロース1本が約20Kg(大きいもので約30㎏)
これだけ大きければ、端と端の味や食感が異なっていても不思議ではない。
ですので、各部位に適した調理法で美味しく食べて貰えたら嬉しいですね。
ちょっとでもお役に立てたら幸いです✨
ではまた。