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怠け心と戦いながら..

先日、約2ヶ月ぶりぐらいに合唱団の指導に戻った。8月の練習を最後に、北海道と東北の旅公演に出かけていたため、それからしばらく参加できないでいた。

旅に出る前は「休日に楽譜を分析したり、発声の勉強をしたりしよう」と意気込んで、ボストンバッグの中に楽譜も忍ばせておいたのだけれども、実際には1ページも開けることなく旅は終わってしまった。もう、次からは旅には持って行かないでおこう。そのほうがずっと潔い。

自宅に帰ってきてから、次の練習まで2〜3週間、時間はあった。心の片隅で「準備しないとな...」とはずっと思っていたが、なかなか行動には移せずにいた。気がつけば、練習日の前日。

さすがにやらなければ、一念発起して楽譜と向き合った。そして、2時間ぐらい準備をして感じたことがある。それは「結構、成長してるやん、自分」である。

今、指導している合唱団では作曲家・松下耕さんの『合唱のためのエチュード』を教材にしている。これは「合唱団の耳を育てる」「ソルフェージュ能力...要するに音楽をする上での基礎能力...を高める」という目的で作られた曲集で、全部で100曲ある。毎回、メインの曲に取り組む前に、20~30分ぐらい、このエチュードを歌ってもらっている。

自分は指揮する為に、全てのパートを歌える必要がある。それで、iPadのガレージバンドに1パートずつ歌って、多重録音で自分にハモる、という準備をしている。久しぶりにその作業をして、録音を聴いてみると「前よりも音程が安定している」と感じた。嬉しかった。

この多重録音に加えて、松下耕さんの「エチュード楽曲解説講座」もオンラインで講座している(株式会社コーラスカンパニーが配信)。一曲ごとに知識も学びながら、かつ、録音を続けることで、徐々に力がついてきているような気がする。指導の為に準備しているけど、実は、自分が一番勉強になっている。それを感じてモチベーションが上がった。

これからも、怠け心と戦いながらも、一曲ずつ学んで、録音する、という取り組みを続けていきたい。いつか全100曲を網羅して、合唱団の耳と、自分の指導力がグンと伸びている姿を目指して...

明日は合唱団の練習があるので、この文章を書いたら準備に取り掛かろう。

2024年10月26日(土)大山崎

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