粋が詰まった両面コート。
多面性が垣間見える洋服に惹かれる。
釦の開閉加減や袖を捲った時に異なる印象を魅せてくれるシャツ。
襟を寝かせた品あるエレガントな佇まいから、襟を立てた瞬間に堂々とした風貌に様変わりするジャケットやコート。
着方の自由がある上で、もっと先を見据えて楽しませてくれるような物が多分私は好きなんだと思う。
「あなたなら、どう着ますか。いや、あなたなら、どう着たいですか」
そんな問いが聞こえてくる洋服はいつでも、自分自身の感性を磨き、今まで知り得なかった新たな発見とファッションの奥深い楽しさを与えてくれる。
この感覚に季節は関係ないと思っているが、新たな季節を迎え、身に纏う物が少しづつ変わる今であれば、より一層そんなアンテナを張りながら洋服を探したい。
そうした中、粋が詰まった素敵なコートが届いた。
"Laurence" と名付けられたリバーシブルコートを、この春新たにHEUGNが製作していました。
クラシックな表情がある黒白のチェックは張りのあるコットン生地、そして黒単色の面はイタリアのファブリックメーカーが手掛けるシルクポリエステルのグログラン生地を採用。
耐久性に優れたグログランは化繊のみで構成されることが一般的ですが、この生地は贅沢にも倍以上の混合でシルクが打ち込まれ、ポリエステルの耐性にシルク特有の滑らかな光沢感と吸湿性等の機能性が付与されている素晴らしい生地です。
そして単純に裏地に使用するのではなく、リバーシブル仕様で仕立てる事で両者の異なった機能面と印象がどちらもしっかり体感できるコートとしています。
デザインはチェコ軍に支給されていたレインコートをモデルに、絶妙なショートミドルレングスとゆったりとしたサイジングの上で、肩はラグランの一枚袖、そこから綺麗な曲線を描く袖付け、背面は接ぎの無い贅沢な一枚と、随所にHEUGNらしい洗練された設計が潜んでいます。
また、両面が真逆を走るように異なる為、襟を立てた際や袖を捲った時、フロントを開けた場合は別の生地が顔を覗かせ、更に一段二段とスタイルに味が生まれてくる。
生地感としては春だけに限らず秋冬も継続で楽しめ、シルエットバランスとしてはしっかりパンツの主張も消えない。
そのシーズンにおける選択肢達と掛け合わせながら、『自分ならこう着たい』と欲求を奮い立たせ、日々楽しませてくれる1着かと思います。
HEUGNの粋が詰まった両面コート、是非ご体感ください。
こちらは既に店頭より販売を開始しており、オンラインストアの掲載は2月3日(土)18時頃を予定としております。店頭にて完売の場合は掲載がございませんので、その際はご了承ください。また、何かご質問や通販をご希望の方がいらっしゃいましたら私までご連絡を頂けますと幸いです。
筆者
nariwai store manager
橋場 祐人
(通称がまお)
〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町2-6-23
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