予想通り。いや、それ以上。
ここ最近の傾向、それとこの先の移り変わりとしてやや太さを抑えたシルエット感が気にはなりますが、自分自身に伝えるように話すと「それだけに染まるな」とも思う訳です。
割合で言うなれば、8:2から6:4くらいに変わった程度で、5:5では無いしそれ以上も自分としてはまず考えられない。
要は好む着方のバランスがあって、その枠組みに溶け込むのであれば自然と手が伸びるんだろうなと思ってるのですが、それとは別に、変わらず好いている物として自然と手を伸ばしたデニムがあったんですよ。
それは少し前にリリースされているんですが、初見で経験値とも言うべき私の見聞が " 絶対良くなる " と教えてくれたので、それに従ってランドリーに持って行ったんです。
そしたらやっぱり。素敵な仕上がりになりました。
A.PRESSE
Military Denim Trousers
元々は、太番手の綿と落ち綿をハイクラスで打ち込んだリジットのデニム生地。
再現している30s当時のネップも然り、白のステッチワークやフロント、バックの面構えが単純にアクセントとして好みで、厚みとしてはペインターパンツが結構近しいですかね。
洗濯乾燥で糊を取れば通常のデニム以上に柔らかくなり夏向けに仕上がるだろうという確信と、リネンなんかと同様でネップの伸び代にも期待が膨らんだので試してみたんです。
全体の数値変化は上記の通りで、横よりも縦に大きな縮みが起きます。
未洗いの状態だけを見ればレングスに懸念が生まれるかと思いますが、これはそもそも縮む前提としての数値である事がここで分かるので、サイズ選びの参考にしてみてください。
横は1cm程度で数値上は大きく変わりませんが、ハリが薄れて柔らかくなった分、ドレープが高まり印象としてはスッキリとして個人的に好きなボリューム感です。
引きでも何となく分かりますが、糊も取れてよりデニムらしい青さが強まった事でネップと若干の毛羽が目立つようになり、更に表情が増して良い雰囲気になりました。
それと、こういったシャツを合わせて革靴を履いているだけの単純な着方であればある程、白ステッチとシンチバックはジワジワと効いてくるので、生地感もそうですが、印象としても夏には頼れる味方になってくれる筈です。
Write
nariwai - Yuto Hashiba
Style photo
Utah -matsuyan
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?