素朴マッキーノ
先日、ご案内したコレやコレ。
気付けばトラウザーズは完売、上物もサイズ欠けと無い物もあったりとご好評を頂けて大変嬉しく思います。
私自身も実際に着ながら準備を進めて感じましたが、先を待たずに出番があって、それでいて冬物との調和も取りやすい。
皆さんが手に取られる理由がかなり納得できます。
それで、ちょっと後出しで申し訳ありませんが、加えてもう1着ご案内させてください。
少し納期時期に差があって同時のリリースが間に合わなかったんですが、むしろ差別化出来るカタチで見て頂けるかと思うので私自身はアリな気でいます。
ただ根本的な考えとしては、冒頭で呟いた事と変わらずです。
是非、お確かめくださいませ。
30年代頃にアメリカ軍へ支給されていたマッキーノコートをベースとして、適度に名残りを感じさせつつも、しっかりと日常に適したバランスにブラッシュアップ。
まさにA.PRESSEらしい解釈で生まれた1着と言えます。
素材はコットン70%/シルク30%の混合。
コットンは太番手の糸と細番手の糸を撚り合わせ、あえて不均一な糸形状として縦糸に使用。そこにシルクネップと硫化染めした超長綿を打ち込み、最後の仕上げに特殊な加工を施すことでネップ感と褐色具合を上手く引き出した渾身の生地。
まるで前から所有し愛用していたかと錯覚する程に、良い意味で粗野な雰囲気を纏った非常に味わい深い表情感が魅力です。
形は丸みを出したパターンメイキングでありながら、肩はドロップさせ過ぎず少しコンパクト気味。
フロントに構える二重ヨークの迫力感を強め過ぎず損なわせずなバランスの良さが光る設計です。
私自身、春らしさを求めるアイテムがシャツやパンツに求める傾向がある分、そこに乗せる上物はある程度の重さを求めたくなるんですよね。
それでいて、逆にネイビーやチャコール系の寒色も混ぜながら馴染ませたいワガママな気質もあるので、これはドンズバで好きです。
ただ気温感を考慮する事も大切なので、こういった春らしくも機能的な素材感がしっかりとある点は大きな魅力です。
それと、温度調整に長けているシルク混の場合は、春に限らずウールやカシミア等のニットを着る機会も間違いなく重宝すると思います。(今ですね)
在庫が極少量ですが、先ほどWEBにも掲載させて頂きました。
是非ご覧になってみてください。
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nariwai - Yuto Hashiba
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