見出し画像

足元 "も" 考えたい。



繰り返し話すが、この季節は洋服の選択肢が増えて春夏以上に考える時間が豊かになる。


魔力的にも思える重衣料特有の高揚感、重ね着という可能性、隙間を埋めるように洋服との相性を探り身に添える小物達。


その豊富で魅力的なトピック故に、新調のフォーカスは下ではなく上に向けられる事が多く、意外にも足元は蚊帳の外となっている場合がお店では実際に見受けられる。


正直その考えは超理解出来るし、逆を言えば "足元を疎かにしていないからこそ変える必要性を感じない" という現れでもあるように感じている。


となれば、この時季に靴を提案する意味はどこにあるのだろうか。


丁度冬が終わり掛ける半年前に、ふとそんな事を考えていた。


ただ良いという理由では至らな過ぎる。


今時季に履き始める事で生まれる魅力と、季節を跨いで扱い続けるモノとして惹かれる要素を見つめたい。


これからご紹介するformeには、僕自身のそんな思いが詰まっている。









































forme

" Molder "

Class Leather

Last - 10

Type -  Goodyear welted

Sole - Leather

size
4 1/2 , 5 , 5 1/2 , 6 , 6 1/2

97,900yen (intax)

___________________________________________________

接ぎを無くしてミニマルな印象とした
ワンピースのサイドジップ型。

通常のブーツに比べて高さがあまりなく
それでいてしっかりと足入れを考慮した設計は
元々の足馴染みの良さと並んで大きな特徴である。


独特の艶感が魅力を放つCLASSレザー(馬革臀部)の
質感やシワによるエイジングをより感じられるように
贅沢にも大きなパーツを採用。

サイドに接ぎがない構造も非常に美しく
ブーツと言えども
いい意味で無骨さよりも上品さを纏う1足だ。

スラックスで綺麗に合わせるスタイルも勿論良いが
個人的にはデニムとの相性が抜群に素敵だと感じている。



































forme

" SS "

Class reverse

Last - 13

Type -  Goodyear welted

Sole - Vibram rubber sole

size 4 1/2 , 5 , 5 1/2 , 6 , 6 1/2

96,800yen (intax)

___________________________________________________


80〜90年代頃にアメリカ海軍に支給されていた
サイドゴアブーツをデザインソースとして
昨年新たに製作されたサイドゴアブーツ。

シャフトの後継など
ミリタリー由来の合理性や機能性から現れる
特異的なデザインを踏襲しつつも
formeらしい視点で現代的かつ利便性を高めるように設計。

テープは厚手のコットンツイルに赤い糸で刺繍を施し、
生産性に重視が置かれていた
ミリタリーのオリジナルとは異なる
作り手の手仕事が感じられる拘りのディティールも素敵だ。

アウトソールには
イタリアのVibram社製のトスカニーラバーソールを採用し
防水、防滑、撥水に優れた機能性を搭載。
濡れた路面や雪上といったフィールドでは
特に重宝する1足と言えるだろう。


素材はCLASS REVERSE(馬の臀部のバックスキン)を使用。

マットな印象感が特徴的だが
経年変化により徐々に美しい履き皺と光沢を纏う
贅沢な革だ。

13番木型を使用したミッドソール仕様で
程よいボリューム感を出しながら
小ぶりな踵とやや高く設けられたヒールが
上品さを自然と同居させている。

Molderとは逆とも言える男らしい空気感を活かし
スラックス等の綺麗なスタイルを
敢えて少し崩すように履きたい。







































forme

" Moleton "

Class reverse

Last - 10

Type -  Goodyear welted

Sole - Leather

size 4 1/2 , 5 , 5 1/2 , 6 , 6 1/2

94,600yen (intax)

___________________________________________________

小さめのハトメに意外性ある素材使い。

formeの初期を彷彿とさせるようなバランスは
どこか懐かしさを感じさせつつも
歴史を重ねてきた今だからこそ辿り着いたようにも思える。

8ホールのブーツも
内羽仕様となるだけで一気に洗練された雰囲気を帯び、
SS同様のCLASS REVERSE(馬の臀部のバックスキン) が
追い風となって一層研ぎ澄まされた存在感を放っている。

そしてトゥ部分には先芯を入れておらず
革質独特の柔らかさを更に感じる事が出来ると共に
履きシワが靴全体に入っていく。

このCLASS REVERSEは
各パーツで表情が異なる程に
元から素晴らしい風合いが魅力的なのだが
マットに仕上げている分
経年変化の伸び代は半端じゃない。

それが靴全体を覆っていく事を想像すれば
この1足が他とは一線を画す事が
容易に理解できるだろう。

ライニングも抜かりが無く
上質なホースレザーを全面に使用。

履くたびに柔らかいドレープ感が生まれ
キリッとしつつも優しいという佇まいは
それこそformeらしいと言える1足ではないだろうか。

このバランス感の良さは
トラウザーだろうがデニムだろうが
ニットパンツだろうがスウェットだろうが
様々なテイストにしっかりと馴染むという
汎用性の高さも本当に素晴らしい。


















フィッティングに関してですが
普段26.5相当のスニーカーを穿く私(足長25.5cm)で
10番木型はsize5、13番木型はsize 4 1/2
が適正となります。

基本的には実寸の足長ベースで判断する事となりますが
木型の特徴、足幅や甲の高さで
多少異なる場合もございます。

この点の細かな不安点などに関しては
お問い合わせいただきながらご相談いただければ幸いです。

また、通販後にサイズ変更をご希望の場合は
別サイズのご用意が可能な場合に限り
交換の対応も承ります。



こちらは既に店頭にて販売を開始させて頂いており
オンラインストアの掲載は
11月28日(木)18時を予定としております。

店頭にて完売の場合は掲載がございませんので
遠方より気になる方がいらっしゃいましたら
下記リンクより私までご連絡ください。


先着にてご対応させて頂きます。







筆者
nariwai store manager
橋場 祐人
(通称がまお)


〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町2-6-23
ビブレスタオフィスビル2F
022-796-2240

info@nariwai-online.com


いいなと思ったら応援しよう!