今でも記憶に残っているが、昨年の仙台は1月半ばにシーズン初の雪を観測し、3月頃までは継続的に寒気を肌で感じながら過ごしていた。日中の気温差も影響し、冬の名残を感じさせながら春の陽気さには振り切らないという絶妙な気候には毎度ながら頭を悩ませている。
今年もその覚悟でいるが、昨年とは異なる。何故ならば、この解決策は秋が始まった時から既に打ち出していたからだ。
肌寒さをポジティブに変えながら上物の選択肢を一気に広げてくれるニットソーや、カーディガン程度のラフさでTeeと合わせられる温いジャケットとか。
A.PRESSEから届いているコレやアレもそう。
着方次第で容易にシーズンを跨ぎながら需要に応える物は非常に魅力的だ。
だが、それ自体の印象感と季節感が自然とリンクするかどうか問われた時、見える面積が多い"羽織り物"は他洋服よりもハードルが一気に高くなってしまう。
奇しくも、今最も求めているのに。
ただ、こういった過去の経験を踏まえた上で納得出来るモノが今季見つかった。
"春だけのアウターは要らない"
もしも今、微かにでもそんな感情を抱きながら欲しているのであれば、是非とも候補リストに追加して頂きたいジャケットがある。