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【行ってよかった場所】有峰湖

「有峰(ありみね)」ってご存知ですか?

私はついこの前まで知りませんでした。

有峰は富山県の立山連峰の西、岐阜県境近くの山深い所に位置する、かつて秘境中の秘境と呼ばれた「有峰村」のあった所です。人々は有峰ダム建設計画のため大正10年に離村、その後戦争による工事中断などもあり、昭和35年にようやく有峰ダムが完成しています。
その有峰ダムの人造湖「有峰湖」の周辺を走るのが、有峰林道。山奥深く広がる林道の総距離は93kmといいますから、すごい規模です。秘境と呼ばれていただけあって、周囲はもうどこを見渡しても自然! 自然好きの人にはたまりません。なお林道といっても、全線舗装で整備されているので、安心して走れます。

私は虫が大の苦手で、アウトドアは敬遠しがち。

一方、夫は自然が好きで、山に行きたがります。

今回も夫の提案でした。

私たちが有峰を訪れたのは、秋も深まり虫(蚊)がいなくなったであろう11月初旬です。

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1度目は道を間違え断念

実は10月末に行こうとしたのですが、あろうことか道を間違え、THE・山道を進んでしまいました。

途中で気づいて引き返し、正しい道に向かっている最中に、子どもが車酔いで戻してしまいました。

「今日はもう帰ろう」ということで、とりあえず近くの駐車場を探して着替えさせることに。

辿り着いたのは、富山県立山博物館でした。 

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着替えが終わったら、子どもはちょっと元気に。博物館に興味を持ったようで、気分転換に中に入ることにしました。

中に入るとクタベというキャラクター(予言獣)が出迎えてくれました。

クタベは疫病が流行るのを予言しますが、その姿を見れば疫病から逃れられる、と言い伝えられているそうです。

立山博物館も色々な展示を楽しむことができました。偶然立ち寄りましたが、良い機会になったと思います。

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リベンジ編

さて、今度は失敗するわけにはいきません。

子ども用の酔い止めを飲ませ、予備の着替えを持って再挑戦です。

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車を走らせ、無事に有峰有料林道の入り口に辿り着きました。
通行料金が1900円必要で驚きましたが、綺麗に舗装されており安全に走ることができたので、納得です。

私たちが訪れたときは紅葉のピークは過ぎていたようで、林道の途中が一番綺麗な紅葉だったと思います。有峰湖周辺は真っ赤な紅葉とはいきませんでしたが、お天気に恵まれ湖面がキラキラして素敵でした。

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ビジターセンターの駐車場から雄大な立山連峰が雪化粧している姿も見られました。

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前の週はこの辺りにも雪が積もったというから、今日は比較的暖かくてラッキーだったと言えます。

このご時世、旅行らしい旅行が出来ず、色々な場所に行けていなかったのですが、子どもも雄大な自然に触れて楽しそうでした。

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帰りに名残惜しい気持ちで、振り返りながら写真を撮りました。

雪深い地域のため、6月から11月初旬までしか通行できない有峰有料林道。
来年は皆さまも訪れてみてはどうでしょうか。

いただいたサポートは今後の自己実現のため使わせていただきます。よろしくお願いします🥺