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【2021年5月版】HashHub Lendingの基本方針・マーケットレポート

序文

現在、弊社HashHubでは、貸し暗号資産サービスのHashHub Lendingの先行公開版リリース致しております。5月の貸借料率は以下が適用されます。

BTC 6.3%
ETH 12%
DAI 14%


(詳しくはこちらを御覧ください。)

また、 上記の貸借料率は、2021年4月の貸借料率(年率換算)であり、5月以降に変更される可能性もありますことを予めご了承下さい。

HashHub Lendingでは、ユーザーおよび、利用を検討してくださっている方々に向けて1ヶ月に1度の定期レポートを配信しております。先月版はこちらです。

また、当社のリスク管理方針などについては下記記事をお読み下さい。

HashHubレンディングの運営においての基本的な考え方やリスク対応へについて

暗号資産市場と世界の金融市場動向

2021年4月の暗号資産市場は4月5日に初めて全体で2兆ドルを突破。BTC価格は3月中旬に$61000超の最高値を付けてからは、比較的狭いレンジを推移していたものの、米コインベース上場に合わせる形で、13日には最高値を更新、14日に現在の最高値である$64,778まで上昇しました。

米コインベース上場は2021年の暗号資産市場にとって最大のイベントの一つであり、無事に通過できたことは暗号資産業界全体にとって大きな意味があったと考えています。今後、上場により得た資金を使い他暗号資産関連企業を買収するなど、積極的な活動が期待される他、コインベースの成功体験によりベンチャーキャピタルの暗号資産関連企業投資は加速すると考えられます。

BTCマイニング拠点の1つとされる中国の新疆ウイグル自治区で起きた停電をきっかけに大口の売りが相次ぎ、4月18日から大きく下落しました。さらに、バイデン米大統領のキャピタルゲイン税増税計画がデジタル資産への投資を抑制するとの観測が浮上、4月下旬には$5000を割り込むタイミングがあり、チャートの週足でも下落が確認され下落相場入りする可能性もありました。その後、後述のETH価格の上昇もあり、月末には$57720まで反発しました。

BTCが調整的な局面を迎えた一方、ETHは4月に大きな変化が見られました。3月はBTC、他大型コイン・DeFi関連に比べ低調なパフォーマンスに終始していましたが、1日の$1967から月末は$2772と約40%上昇しました。ETH/BTC(BTC建てETH価格)は月初の0.0335から月末には0.05を超え、5月12日現在では0.07までほぼ一本調子で上昇しました。

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参照:https://jp.investing.com/crypto/ethereum/eth-btc

給付金による米個人投資家の購入増加も要因と思われますが、機関投資家からの資金流入が上昇を牽引したと見られます。ETHはアセットの使い道がDeFi・NFTなど明確に存在し、BTCよりも機関投資家にとって需要がわかりやすいため、今後も資金流入が続きやすいと考えられます。ETH価格に高騰の際に懸念材料となるガス価格は低下。足元はShib等の犬系コインの大商いにより上昇していますが、4月の下旬には60程度まで下落しました。
価格データ(https://www.investing.com/crypto/bitcoin/historical-data


スクリーンショット 2021-05-12 19.43.25

参照:https://ycharts.com/indicators/ethereum_average_gas_price

DeFi関連銘柄では、Uniswap V3のリリースが5月にあったUNIは月初に$28.9、月末に$42と市場の期待に応える形で上昇しました。DeFi関連は総じて堅調であったものの、ETHのパフォーマンスと比較すると劣後。このためDeFiでETHとペアにして流動性供給した場合にはInpermanet Lossによりパフォーマンスは悪化しやすい状況です。

仮想通貨レンディング市場では、BTCの貸借率が大きく低下しました。裁定取引機会の減少と供給の増加が原因と見られるます。市場の成熟にしたがって、今後も低い水準を保つ可能性が高いと推測しています。BlockFiなどの貸借料率も4月・5月は低下傾向になっています。

米長期金利(10年国債利回り)は、4月に入り月初の1.74%から1.63%程度に低下しました。FRBの早期利上げを織り込む動きは行き過ぎとの見方が挙げられます。FRBは、2023年末までゼロ金利政策を維持する方針の中、市場の一部では、2年先に複数回の利上げが見込まれるなど、早期利上げへの思惑が高まっていましたが、思惑は後退しています。


昨年末に成立した経済対策に加え、3月中旬に成立した追加経済対策により、個人消費が大幅に押し上げられ、米国経済は4-6月期にかけて加速すると予想されています。また、新型コロナ感染抑制ワクチン接種が順調に進んでいることが、経済活動再開を後押しすると考えられています。

米株式市場は上旬、バイデン政権が3月末に発表した米国雇用計画に伴うハイテク産業への投資期待や長期金利低下からハイテク株が買われ上昇しました。下旬は、富裕層増税への懸念が重しとなりましたが、良好な企業決算を受けて上昇しました。株式市場・金利ともに金融緩和・財政支援の今後の動向に敏感であり、警戒が必要であると考えています。

【採用情報】
HashHubは「We Build Choice」を掲げて新しいコンテキストを前提にした選択肢を創出する企業です。
エンジニア・リサーチャー・ビジネスデベロップメント・経営幹部候補など様々なポジションを募集しています。


採用サイト:https://recruit.hashhub.tokyo/

会社説明資料:

【HashHub提供サービス】
HashHub Research
HashHub Researchでは、暗号資産やブロックチェーンのレポートを提供しています。法人・個人向けのサービス共に国内で広く利用されており、毎月20本以上公開されるレポート購読やイベント参加が可能です。専門媒体として業界企業や投資家に特に利用されています。

リサーチサイト:https://hashhub-research.com/lp

HashHub Lending
HashHub レンディングは、国内最高利率の貸し暗号資産(仮想通貨)サービスです。
2021年5月時点での募集年率はBTC6.3%、ETH12%、DAI14%です。HashHubレンディングでは、長期間のロックアップや解約手数料が発生せず、セキュリティ体制も万全です。
現在は先行リリース版を公開しており、正式公開は2021年夏を予定しています。

レンディングサイト:https://hashhub-lending.com/


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