暗号資産(仮想通貨)をトレードしているのにバブル相場でも利益が出せない人へ5つのアドバイス
暗号資産市場は約1年近くに渡り強気相場が続いています。そんな強気相場でも利益が出ない人のためにアドバイスをするTwitterスレッドを拝見しました。
非常に丁寧に助言をしていて触発されたので、筆者も老婆心ながらアドバイスを綴ろうと思います。これらはあくまで「私であれば」の考え方ですので、参考程度に留めて頂きたいと思います。
1.売買回数が多すぎないか?
損失を出すトレーダーの多くは売買しすぎな場合が多いです。トレードは手数料が取られるわけで、勝率が6割以上あると思って売買実行しないといけず、勝率5割の売買では期待値がマイナスです。これは国内暗号資産取引所の簡単売買(販売所)ならなおさらで、スプレッドが3%であれば買ったその時点で3%損していることを意味します。トレード回数は少なく、真剣に行うべきでしょう。
2.分からないものと、くだらないものはイコールではない
トレードでは、分からないものは一瞬でも触らないほうが良いでしょう。分からないもののポジション管理は判断を狂わします。
ただし、それはくだらないコインを触らないこととイコールではありません。くだらないと分かっていながらそれを理解して、価格の期待値が良ければポジションを取ることはあるかもしれません。しかしそれはもちろん投資ではなく投機であると区別して行うものです。
3.インフルエンサーを見極めよう
暗号資産業界には様々なインフルエンサーが存在しますが、フォローするべき人、参考にする内容は選んだほうがいいでしょう。
インフルエンサーの発言すべてを参考にするなということではありませんが、個別銘柄はなおさら細部のオペレーションを参考にしても良い投資成果は得られないでしょう。個別銘柄も細部のオペレーションもすぐに陳腐化するもので、それは自らの血肉にはなり得ません。そもそも個別銘柄を煽っているという時点でマイナスサムゲームです。
参考にできるのはあくまで考え方であり、それ以外には極論なにもありません。本当に賢くかつ誠実な人は、それを教えることは自分のためにもならないのは勿論、誰のためにもならないので、基本的に人に明かすことはしません。
4.簡単なことをやろう
暗号資産は直近10年を平均すると、最も投資パフォーマンスに優れたアセットです。このトレンドは、今後10年とは言わずとも少なくとも5年程度は続く可能性が高いと言っても良いでしょう。このようなアセットクラスに投資をするという判断を下しているのだから自信を持つべきです。簡単なことをすればいいのです。
典型的な方法はBitcoinやEthereumの積立て・ドルコスト平均法での投資です。今日まで継続してこれらの資産をドルコスト平均法で積立投資をしていた投資家は、2015年から2020年の、どの時点で始めていても、大きな利益を手にしています。
5.大きな資本を持たない人がすべきことはトレードの勉強ではない
また重要なこととして、大きな資本を持たない人がすべきことは、トレードの勉強ではありません。
種銭が数百万円しかない人は、暗号資産は余剰資金でメンテナンスコストが必要ない投資方法を実行したほうがいいと思います。メンテナンスコストが必要ない投資方法とは、上述した積み立てなどです。
そしてそれは簡単な投資なので時間が余ります。資本が少ないうちは、チャートを見て過ごす時間より、自分の人的資本を上げることのほうが遥かに効率が良いのです。資本が少ないにも関わらずチャートやインフルエンサーの押し銘柄とにらめっこしているのは、ギャンブル中毒の患者と変わりありません。
5つのアドバイスに加えてフェアな付け足し
これらのアドバイスが保守的な投資方法だと思われるかもしれません。
「そうは言ってもリスクをとって利益を出している人もいるじゃないか!」という反論がありそうです。
私のアドバイスが頻繁なトレードやリスクのあるトレードをする人を馬鹿にしているようにも見えてしまうかもしれないので、フェアな付け足しをしておきます。
もし私が2021年時点で「わずか2年間で種銭1000万円をどうしても10億円にしなければならない」というミッションを背負っていたら、自分もリスクのある投資・トレードをすると思います。しかし実際には私はそんなミッションは背負っていませんので、その必要はありません。ほとんどの人も2年で資産を100倍にしなければならないというようなミッションは抱えていないはずです。
もしもそんなミッションを背負っているなら、人の何倍も努力をして、頭がちぎれるほど毎日考えてトレードをするべきでしょう。それはほとんどの人が出来ることではありません。また、それほどの努力ができる人であれば普段の仕事でも一定の成果を出せるはずであり、そうではないにも関わらず暗号資産のトレードの分野だけで他人を出し抜けると考えていたにならば、その甘い考えは捨てたほうが良いでしょう。
そのうえで、リスクが高いトレードは、自分がそれができるという強い自信を持っている場合に限って取り組むべきだと筆者は考えています。
宣伝と、簡単なことをやるための選択肢の提示
シビアなアドバイスに感じられた方もいるかもしれませんが、暗号資産にはまだまだチャンスが溢れているのは事実です。これから暗号資産は新しいインターネット体験の中で自然に使われるものになり、今後最も成長するアセットクラスになることを私自身は期待しています。
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HashHubレンディングの運営においての基本的な考え方やリスク対応へについて
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