HashHubリサーチによるAWS様との取り組み Web3プロジェクト支援強化の背景や社外コミュニティとの関わりなど
「パブリックブロックチェーンの恩恵をより多くの人に」を掲げるHashHubの平野です。
先日、こちらのリリースを出しました。
HashHubがWeb3.0リサーチサービスのスタートアップ会員向けにAWSのスタートアップ支援メニューを提供開始
このエントリーでは、今回のリリースの紹介とその背景や思いをもう少し説明したいと思います。
HashHubリサーチで、AWSと連携してスタートアップ支援プログラムを強化
HashHubではこれまで提供プロダクトの1つであるHashHubリサーチの法人プラン(レポート&コンサルティングサービス)とコワーキングスペ ース運営を通して、Web3.0やブロックチェーンのサービス構築や運営に関わるサポートを行ってきま した。
その中にはエンタープライズ企業だけでなく、スタートアップ企業にも多くのご利用を頂いております。これまでWeb3.0スタートアップ企業へグローバルな最新動向の情報提供やビジネスモデルのご相談、弊社のプロダクト開発にて得た知見のご共有を行わせて頂いておりました。
大変有り難いことに多くのユーザー企業にHashHubリサーチをご利用くださっています。(法人向けプラン詳細)
元々、法人会員は金融機関や商社などエンタープライズが中心でしたが、今年に入り、Web3の波が来て、新しくこの分野で起業を試みるスタートアップが増加している動きがあり、お問い合わせを頂くことが増えました。
その中で私たちは今後新たな取り組みとして、法人向けHashHubリサーチのスタートアッププランの刷新をすることにしました。設立3年以内・主事業がWeb3.0系などいくつかの条件に当てはまる企業向けにスタートアップ向けのプログラム提供を始めます。また今後、HashHub内の個人・法人会員様を含む会員企業向けのコミュニティやイベント開催なども機会を増やしたいと考えています。
加えて、スタートアップ向けプランには、AWS様のご協力により、「AWS Activate」の提供 を開始いたしました。 HashHubリサーチおよび、コワーキングスペースの全ての法人・スタートアップ会員が、以下の特典を受けられるようになります。
HashHubリサーチのスタートアッププログラムに参加するには、いくつか条件がございますが、AWSのご協力もあり、Web3系スタートアップにとってかなり魅力的なプログラムに出来そうだと考えています。スタートアップ支援プログラムお問い合わせフォームはこちらです。
スタートアッププランを作ろうとした背景
プレスリリース内では書けなかった個人的な思いも含む本プログラムの背景について説明します。
「スタートアッププラン」と偉そうに言ったところで、我々HashHub自体が創業4年目のスタートアップです。
HashHubは2018年にクリプトに特化したコワーキングスペースとして創業しています。(当時、積極的に自社事業をやる会社ではなく、コワーキングスペースだけでは成り立たない背景から経営体制を変更して事業とコワーキングスペースを並走する形態に変わっていきました。)
その際、当時の暗号資産コミュニティからはクラウドファンディングでご支援を受けています。それ以外にも暗号資産やブロックチェーンを通して繋がる多くの個人から様々なサポートを受けてきた自覚と感謝があります。また様々な暗号資産取引所などを運営する先輩企業や、エンタープライズから、今以上におぼつかない1年目のHashHubを気にかけてくださって何とか今までやってこれています。
設立1-2年のスタートアップは本当に大変です。まあ実際は3年目も4年目も大変で、HashHubも現在進行系で大変なのですが、それでも私たちも出来る手段で暗号資産・Web3コミュニティに対して還元したり、私たちが受けてきたサポートを今まさに創業されているスタートアップにも返したいという気持ちがあります。
とはいえ、HashHubも営利企業なので、スタートアップ向けで会員になって頂いた企業様にも、3年目以降からは通常料金でご利用いただきたいと考えていますし、使いたいと思ってもらえるように緊張感を持ってHashHubリサーチを良いプロダクトにしていきたいと考えています。
またスタートアップ以外にも、暗号資産やWeb3系のコミュニティを運営する人たちに対しては、HashHubのコワーキングスペースを無料で貸し出しをする形式などでご協力させていただいています。
最近では、ShiftBaseさんが運営するコミュニティのUnChain、たぬきちさんなどが発起人のWeb3ガールズなどのイベントにスペースをご利用頂いています。
イベント会場としての協力は、HashHub社員と関係性がある人物からの紹介ベースとしておりますが、こういった活発なコミュニティと接点を持ちながら時折エネルギーやDNAを吸収しなくては、クリプト企業として死んでしまう危機感も持っています。そもそもパブリックブロックチェーン/web3は本質的に信用コストを引き下げて他者と繋がることを促進する技術なので、自社だけに引きこもっている会社は死んでしまいます。
まだまだHashHubとして出来ることは僅かですが、これから創業されるスタートアップや有志コミュニティ、また勿論今回の記事でメインには触れていないエンタープライズなど様々な関係者と、クリプト・Web3のムーブメントをより大きくしていきたいと思っています。またHashHubも負けないプロダクト開発をしていきたいと考えています。
また、HashHubでは採用を強化しています。現在10近くのポジションで新しいメンバーを募集中です。
今回のエントリーと直接関係があるところでは、コミュニティマネージャーなど、他にもHashHubに関心を持ってくださった方はカジュアル面談のMeetyからでもご連絡ください。