夜中の記

1週間以上、文を書かなかった。不思議と、それがちょうどよかった。楽しくなくなったら、やめ時。やりたくなった時が、やりどき。突然始まります。

僕は都会で生まれ育った。嘘。生まれは、広島の田舎町。生後数ヶ月で、埼玉の浦和というところに行った。と、聞いている。小学校に上がる少し前、東京に来た。それからはずっと東京だ。

「シティーボーイだね」なんて言われたことがある。確かに、マウンテンボーイでも、シーボーイでもない。シティーボーイはおしゃれなんかじゃない。建物と人が溢れているのが、日常なのが、シティーボーイだ。

シティーボーイな僕。今、海の近くに住み込みで、仕事という名のサムシングをしている。ここは風が強い。雨の日なんかはえげつない。はじめての海住まい。華やかさとは程遠い。旅館の窓ガラスが割れているのを発見した時は、「ドキッ！」としたもんだ。毎日、リアルすぎる世界と共に生きている。

覇気がない。ここにいると、そう感じる。とあるコラムを読んだら、「人と疎遠になっているとオーラが弱まる」と書いてあった。まさに自分のことだ。1週間以上、人間らしい会話がないままでいるので、そりゃやばい。趣味に没頭しているわけでもないし。やばば。

オーラを取り戻すためなのか、2週前に、派手なほどにお買い物した。確かにテンション上がりまくった。でも、お金で解決するしかないのなら、それって寂しいなぁ。人と人でコミュニケーションが取れれば、お金を使わなくても、何とかなるのに。

お買い物で思い出した。この間、一つ決めた。
「欲しいものは全部得る」これが、2020年のスローガンになる。決めた。ここ数年は、「何者にもならない」「ない、捨てる、そこから見える世界」がテーマだった。逆。モノ、場所、恋人、その他何でも。欲しいと思ったものは得る。

ただ得るだけじゃない。それが、自分を取り巻く世界を少しでも良くするための、一つとして成り立てば。そう願う。これ大事。喜びのシェア。良い感じの雰囲気の伝染。これをしていきたい。

新たな章に突入しようとしている。大学を卒業した時とは違う形で、血を流す日々が続くだろう。

夜中に文を書くもんじゃなかった。笑

つづく。