「二股」

12月だ。気付いたら、あと1ヶ月で今年も終わる。その衝撃にやられ、自分のGoogleカレンダーを見た。一年を振り返ってみた。どうだっただろう。やりたいように生きれたか。心の赴くままの活動ができたか。カレンダーの行事だけ見ると、あっさりしたものだ。しかし、その一日一日の中の厚みは、日毎に違う。

予定自体は、今週は立て込んでいる。つまり、放っておいても、1週間は過ぎる。さて、ここで、目の前に二股の道。一つは、時間の流れに身を任せて過ぎる1週間(給料つき)。もう一つは、時間の流れとか一旦そういうことは置いておいて暴れちゃう1週間(下手したら死ぬかもしれない)。極端だけど、この2択に迫られている。

やりたいことは何だろう。今やっていることをほっぽり出して、別のことをすることではない。気がする。この旅館がどう動いていくのか、一通りの完成形を目にするまでは、携わり続けたい。その一方で、今は、ことが進まず、先も見えない。よって、自力でできることはほ
ぼなく、暇な時間が増える。または相手に合わせた時間が増える。

自分から何も作り出していないことへの、ヤバイ感。今、目の前に直面している問題は、ここだ。

そうはいっても、頭が柔らかくない&ハイパー金欠な今の自分では、何一つ突破口が見えてこない。どうしたものか。まずは、目の前のことをやるしかないのか。もどかしさは募る。

今日も、定期的な掃除と、業者さんの点検の立ち会いだった。電話、立ち会い、掃除。はじめは新鮮だったが、こんなん、どこがクリエイティブやねん!と自分にツッコミを入れたくなる。

何を見たいのか。なのかもしれない。今言葉にしてみて、思った。何がやりたい、だと難しい。でも、何を見たいのか。どういう世界を見たいのか。それならば、毎日考えることはできる。

明日も、放って置いたら、似たような一日になるだろう。どんな世界を見たいのか。改めて自分に問う、いい機会になりそうだ。

今日も冷蔵庫は謎の音を発している。

つづく。

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