「東京行き」

この文章は、東京へ向かう電車の中で、書かれている。約1ヶ月ぶりの東京。伊東の静けさに慣れてしまった僕は、どう3日間を過ごすのだろうか。どこか別の世界に見える。人の世は今日もカオスだ。

朝、寒さで起きる。冬への備えがほぼない。電話がなる。点検のスケジュール合わせ。ここまで来ると、自分でできることよりも、人にお願いすることの方が多い。仕事を見つけなくてはいけない。いかに遊ぶか。そう言ってきた。今、やれること、やるべきことを、いかに遊べるか、そこにかかっている。

色々思うことはあるが、大抵は屋上に出て、綺麗な海さえ眺めちゃえば、どうでも良くなる。ほんとに綺麗だ。綺麗なビーチではない。と、思う。でも、海そのものがよく見える。今日は、昼の海を、初めて素晴らしいと思った。夕暮れの、伊東の海は、言うまでもなく、最高だ。しかし、昼はまた違った趣を見せる。海そのものの青が綺麗だった。新しい発見だ。

昼、自動ドアの、これまたスケジュール云々を含めた、立ち会い。カレンダーをいただく。そう言えば昨日は、別の方から、ボールペンをいただいた。ふと、思う。もし、ホテル開発に協力してくれた皆さんが、客に見えたら。スポーツで言うところの、選手のジャージにスポンサー企業のロゴが、付く感じ。あの企業さんのカレンダーが貼ってあり、あの企業さんのボールペンがある。そのほか、いろんな人の気持ちが、眼に見えるように、ホテルにある。どうだろうか。伝わらないか。笑

そんなことを思いながら、パソコンで、不備・不良リストを作っていく。寒いから外に出たくない。上手いこと、部屋の中でもできる仕事を見つける。が、悲しいかな。こう言う時ほど、pc作業は捗り、結局、屋外の、雑草抜きに着手することになった。うひー。海風さみー。

そして、夕焼け。何度見てもいいもんだ。なぜだろう。いつか、この夕日をただ、誰かと眺めたい。誰かと、とか言ったけど、嘘。自分にとって大切な人と、ただ、眺めていたい。そう思った。

気付いたら、東京駅だ。

つづく。

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