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休憩時間のはじまり
2024年12月、8年弱勤めた会社を辞めた。
「がむしゃら」というと言い過ぎかもしれないけれど、少なくともいつも自分の言葉で「なぜその仕事をしているか」「その仕事にどんな意味があるか」を人に説明できるような熱を持った状態で仕事をしてきたと思う。そんな風に理由らしきものがないと働けなかったのかもしれない。楽しいこと、出会えて良かったと心から思える人、仕事を続ける価値はたくさんあったと思うけれど最後はやめることを優先した。
今まで仕事を辞めたいと思ったことは何度もあったけれど、その都度仕事を続ける理由と天秤にかけ、続ける理由の方が重かったから続けてきた。でも最後は、とくにやりたいことがあるわけでもない、大きな不満があるわけでもない、続ける理由もない。辞めてもリスクはない。じゃあ辞めよう、ととてもあっさりしていた。
「OL」というこれまで属していた枠組みからついに離れられたと思ったら、今度はスマホに「子なし主婦」という言葉が勝手に表示されるようになって絶望した。
どこにでもこういう枠組みはあるんだ。客観的に見ると確かにそう。何もずれていないのだが、枠組みに属したつもりはないし括らないでほしい。
自分で自分の人生を豊かにする。
自由で遊び心があって、そんな憧れていた大人に近づくために
有意義な時間にする。
そんな私の休憩時間を記録したい。