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近況とか、お知らせとか

 12月が始まった。ほったらかしだったnote、そろそろ復活させようと思う。サムネイル画像は、ほったらかし期間中に撮ったコスモス。

 ところで、来月に新刊が出ます。新年早々、たいへん血なまぐさいです。

『帝都の用心棒 血刀数珠丸』
小学館時代小説文庫より2021/1/4発売

 時は大正2年。武士の時代は既に終わった。市民の時代、科学の時代、工業の時代が訪れたとも言われる……けれども。
 あらゆる価値観が移りゆく中で、前を向く人、先を急ぐ人、取り残される人、後ろを向いたままの人、いろんな立場があり人間模様がある。

 という感じのことを、「日本刀」を題材に取ることで描きました。そのつもりです。「刀とは?」と繰り返し問います。登場人物各人が出す答えのうち、あなたは誰の考えに共鳴するでしょうか。

 12月1日現在、予約が始まっています。書籍情報の詳細は上のリンクからどうぞ。

 裏方ライターの仕事が減った。めちゃくちゃ減った。

 開き直って、最近はひたすら資料を読んだり日本近世史を勉強したりしている。今のところ、2021年は小説刊行のお知らせをいくつかできる予定。コケないように頑張ります。コケたら完全に干からびる。

 最近学習したことは、自分で締切を設けられるときに「とりあえず月末」と言わないこと。締切以外にも突発イベントが飛び込んでくることがよくあるので、気付いたら首が絞まっている。

 何を書くにも知識が足りない。「これで本当に大丈夫か? 合格ラインを越えているのか?」という不安は常に付きまとう。

 具体的に言えば、江戸時代や大正時代(幕末~明治時代も色濃く残る)を舞台に物語を描くための下地だとか、題材である日本刀や江戸の医療に関する知識だとか。調べても調べても、まだ不安が消えない。

 物語そのものの面白さは、知識量とはまた別のところにある。少々のミスは面白さで吹っ飛ばせるけれども。でも、物語にきちんと向き合うという丁寧な姿勢は大事にしたいから、そのために何をするかといえば、やっぱり調べて勉強して、だなぁと。

 コツコツ定期的に、というのが苦手な性分。noteもあんまり続かない。

 でも、半年以上にわたって「週に1回」が続いているものがありまして。

 刀剣乱舞の二次創作ではあるのですが、刀剣男士として顕現していなかった現役時代の話を「刀が語る歴史の一幕」という形で、1編あたり3000~4000字程度にまとめて毎週金曜12:00にアップしています。

 短い割に調べ物が大変ですが、これのおかげでずいぶん見聞が広がりました。ネタが尽きることもないと思う。続けていきます。

 短期集中連載で忠臣蔵もやってみています。

 さて。

 今日はまともなごはんを食べよう。

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馳月基矢
フリーランスの物書きです。いまだ修業中の身。レベルアップしながら末永く活動していきたいと考えています。皆さまのご支援とご声援を賜ることができれば幸いです。