私の大好きな曲①           スピッツが好きになったきっかけの曲

 自分がスピッツを初めてしっかりと聴いたのは、小学生の時。13作目のオリジナルアルバム「とげまる」が発売された直後。同時に12作目のオリジナルアルバム「さざなみCD」も聴いていた。当時は、透き通った声に心地よさを覚えながらも、小学生ということもあり、すぐにファンになるということはなかった。

 転機は、中学2年生の時。偶然ラジオで流れた聴いたことのある曲。それが、31作目のシングル「魔法のコトバ」だった。上記の「さざなみCD」に収録されていたこともあり、懐かしい気持ちとともに、うずうずしてきてフルサイズで聴くためにすぐにYouTubeで検索した。軽快なサウンドとPVの雰囲気に一気に持っていかれた。間奏で4人でギターやベースを弾いているシーンは癒される。

 前奏の幕開け感から、「あふれそうな気持ち」で始まる歌詞。Aメロから一気にサビにつながる展開でもって、盛り上がりも十分。Cメロで少し変化を与えた後の間奏で世界観を戻してラスサビへつなげ、そして、後奏でしっかりと締めくくられており、物語の終わりを感じさせるような構成も簡素ながらもそれでいて飽きが全くないから素晴らしい。新しい時代(初の公式ベストアルバム発売後初のシングル曲であるため)のスピッツの明るい到来を感じさせる曲である。シンプルなコードが多く使われており、世間で認識されているような純粋なスピッツらしさが詰め込まれていて当時初心者であった自分もすんなりとスピッツの世界に入ることができた曲であった。

 中学生時代や高校生時代はなかなかうまくカラオケでも歌えなかったが、最近は何とか苦しむことなく歌うことができるようになった。透き通った草野さんのような歌い方はできないし、点数は知らん。

 

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