新規事業 B2B Tech Biz Platform 「HEXAGON」 を始めた理由
2020年、コロナ禍により事業収益が一時的に悪化、その後、コロナ禍の回復と共に事業収益も回復したが、世の中も大きく変化した状況で、自分たちの本当の強みを見直して、この強みを生かした新規ビジネスについて考えた。
また、当社が実現出来るプラットホームビジネスとは何かを考えた。
自身がスタートアップで働いていた時に、製品を開発しても、営業も少なく、顧客もいないため、売上確保に非常に苦労した。
もしかしたら、スタートアップの商材を当社の顧客に売ると言うのもあり、なんじゃないかと考えた。
当社は、これまで海外のテックスタートアップのソフトウェア・サービスを扱ってきた。
最新のテクノロジーを理解し、顧客に紹介するスキルを持った社員が沢山いる。
電子・電機機器を製造・開発する多くの製造業顧客もある。
スタートアップの製品・サービスを販売する基盤はある。
スタートアップと上場企業の連携は、イメージ的にはオープンイノベーションやPoCが多い。
オープンイノベーションやPoCは、個別に作業が発生したり、設定されたテーマで終了することが多いように感じる。
これだと、継続的なマネタイズに続かないので、事業がスケールしづらい。
スタートアップはすぐにお金が欲しいわけで、かつ手間をかけずに収益を獲得したい。
であれば、「売る」と言う部分を強くして取り組んでみたらどうかと考えた。
また、もし、電子・電機機向けに取り組みたいスタートアップがいれば、共同開発等の可能性もある。
当社のビジネス・パッケージ化ノウハウ・実装能力と、スタートアップのアイデアやテクノロジーの組み合わせで製品化が実現出来るかもしれない。
このような取組を聞いたことがなかったので、面白そうだし、ソフトウェア・サービスの販売は本業だし、やってみようかと考えた。
スタートアップが沢山集まれば、そこから新しいビジネスも生まれるのではないかと、まさにプラットホームビスにの可能性を感じた。
ただ、スタートアップにタッチポイントがないし、どんな会社でもいい訳ではないので、ベンチャーキャピタルの人たちと連携することを考えた。
ベンチャーキャピタルが投資している企業は、一定のリファレンスが取れていることになる。
つまり、少なくとも、社会的に問題がある会社ではない。それであれば、会社としての取引に問題はない。
知り合いの紹介であれば、問題のある会社を紹介されることも少ない。
ビジネスの可能性に加えて、自身のスタートアップと、上場企業の経験を生かして、スタートアップの経営者に寄り添えることが出来るかもしれない、と考えた。
自分自身も、社長として、いろいろ苦労した。
スタートアップの社長の気持ちは、今の上場企業の社長として、また、スタートアップの時に社長に仕えていた経験から、主観的客観的に理解出来る部分がある。もちろん、スタートアップの経営陣として苦労した経験もある。
テクノロジーとファイナンスを両方理解している人も多くはないと思われるし、多くの新規事業経験も生かせるのではないかと考えた。
初期投資もなく、当社の強みや、自分の経験を生かしてスタート出来るビジネス
これが、私が、 新規事業 B2B Tech Biz Platform 「HEXAGON」 を始めた理由