私が52歳から囲碁を本格的に始めたきっかけ(2) <子供用の囲碁教室へ通い始める>
平日の大人用の囲碁教室(月曜日と火曜日の日中)には仕事があるので通えないことから、子供用の囲碁教室に通うことになり、初めて参加したのが2022年(令和4年)10月29日(土)のことでした。
学校のクラブ活動という限られた環境ではなく、囲碁を習いたい人(子供)なら誰でも参加できるという場所なので、どんな人がいるのだろう?と緊張しながら向かったことを憶えています。
その日の生徒は、幼稚園の女の子と男の子、そして私の3人でした。
先生は囲碁サロン代表者の富田さん。年配の方で、穏やかに「はい、この白石は取れますか?」と話しかけるような感じ。
生徒の女の子と男の子は、子供ということもあって落ち着きが無く、あちこち動き回って、いろいろ触りまくっている感じで、その世代の人と接する機会のない自分にとっては、新鮮な感覚がありました。
教室の方は、まずは大盤で詰碁の問題をいくつかやって、そのあと9路盤で対局するという形でした。
対局の時間になって、まずは女の子と9路盤で対局。囲碁クエスト9路盤で14級という自負を持って挑んだのですが、強くてびっくり!!大惨敗でした(苦笑)。
次に男の子と対局したら、数目差で勝利。なんとか面目を保てました。
そして再び女の子と対局。今度は負けないぞ!と同じ轍を踏まないように、よく考えながら対局したら、かなり大きな陣地が取れたので「これはいける!」と思っていたところ 突然、うって〜がえしぃぃぃ〜! とか言いながら、私の陣地の
ど真ん中に打ち込んできました!
ありえないというか、囲碁クエストでもあまりこういう経験は無かったので、
最初、何がおきたのか? どういうことなのか? 一瞬理解できなくて、びっくりでした。
「なんだか返し??」と思っているうちに、どんどん陣地の中を荒らされてしまい、気がついたら全部引っくり返されてしまいました。
え〜!!まさか、こんなことってあるの??と、唖然としてしまいました。
それと同時に、この女の子、天才だ!すごい!!と、超びっくりしました。
囲碁クエスト9路盤14級の実績など、その場で粉々になって無くなりましたよ。
もう悔しいと言うより、恥ずかしいという気持ちの方が強かったです。
そして、もっと強くなりたい! と心の底から思いました。
教室の時間が終わって、少しゆっくりしてから、そろそろ帰ろうとしたところ、
「ちょっと待ってください。ハンデ9子で、リーグ戦に参加している人と最後に対局してみませんか」と言われて対局することになりました。
いつもスマホでやっている9路盤ではなく、本式の19路盤でハンデ9子(井目)で年配の有段者と対局しました。結果、80目差ほどの超大差を付けられて大負けしました。当たり前の結果ではありますが(苦笑)。
囲碁サロンをあとにして、まっすぐ自宅へ帰ろうと思っていましたが、思わず書店に寄って囲碁の本を2冊買いました。子供用囲碁教室のための勉強が必要だと思ったからです。それくらいびっくりした1日でした。
<つづく>