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私が52歳から囲碁を本格的に始めたきっかけ(1)

2022年10月末から、市内にある日本棋院支部の囲碁教室に通い始めました。
「どうしてその年齢(52歳4ヵ月)から囲碁を?」と、誰もが思うと思うので、
そのきっかけを書いていきます。

私が高校2年生の時(1987年:昭和62年頃)に、学校で週に1回クラブ活動(「部活」ではなく「レクレーションの時間」)というのがあり、何故か「囲碁・将棋クラブ」に決まってしまい、木曜日か金曜日だったか、その日の最後の時間に「囲碁・将棋クラブ」へ行っていました。

囲碁・将棋クラブの担当は、英語の坂井先生。
学級担任は持っていませんでしたが、英語の授業でうちのクラスに来ていた先生でした。
坂井先生から「さっそく囲碁やってみましょう!」と言われ、囲碁とはどういうものか?(ルールなど)を教えてもらい、厚紙に線を引いた先生自作の9路盤に石を置きながら実戦形式で習っていきました。
当時習ったことは、
1.石で囲った陣地の大きい方が勝ち
2.相手の石を取り囲むと取ることができる(逆に、取り囲まれると取られる)
3.二目の頭は見ずハネよ
この3つでした。

坂井先生は囲碁の有段者で、プロの囲碁棋士になるか?学校の先生になるか?で
若い頃に迷ったそうですが、結果的に高校の英語の先生を選んだという過去があったそうです。なので、囲碁の先生としては、最適な人から習っていたことになります。

囲碁・将棋クラブには私以外にもうひとりG君という別のクラスの人がいて、
G君といっしょに坂井先生から囲碁を習っていました。
何回か習っていくうちにG君がすごく上達して「あなたにはセンスがある」と褒めながら「この旭川市の出身で小林光一というプロの囲碁棋士がいるんだけど、どういう囲碁をやっているか、ちょっと体験してみない?」と言いながら、
G君と坂井先生が対局していました。私は劣等生だったので、そういうことはしてもらえませんでした(今思うと、適当に石を並べることしかできなくて、話にならないレベルだったんだろうと思います・・・)。

自分も囲碁が上達したい!と思い、父親に「誰か囲碁できる人知らない?」と聞いたら「近所のHさんが囲碁ずっとやっていて、たしか何段か持っているはずだわ。Hさんに聞いてみてあげるよ」ということで聞いてもらったら「断られた」と。「初心者や、自分より弱い人とはやりたくない」と、きっぱり断られたそうです。
(この言葉が深く心に刻まれて、今でも頭から離れることはありません)

そんなことよりも、もっとやること(学校のお勉強が)あるでしょ?と言われ、
また、囲碁・将棋クラブも年度末で終了となり、囲碁とはそこで縁が切れました。

それから約35年の月日が流れ・・・2022年(令和5年)の8月頃のこと。
コロナ禍で連日感染者が出ていて、趣味のボウリングに行きたくても気が引けて
行きにくく、自宅にいるのが一番安全ということで引きこもっていました。
スマートフォンのゲームでもやろうと、いろいろなゲームをしているうちに
「囲碁クエスト」というゲームに出会いました。

囲碁ってたしか、こんな感じじゃなかったかな?と、約35年前を思い出しながら
やっていくうちに、いつの間にか9路盤で14級になっていました。
35年前に習ったことなんて、微かしか憶えていなかったけれど、こんなにも
スルスルと級位が上がるんだ!とびっくりしました。

しかし、14級以上には、どう頑張っても上がれなくなりました。
13級に上がりたいけど、これ以上は自力では無理だと判断して、市内で唯一
残っている碁会所(囲碁サロン)に行って、囲碁教室の問い合わせをしたのが
2022年10月中旬頃でした。

大人教室は月曜日か火曜日の日中しか行っていないので、会社員だとどうしても
通えないことから、土曜日の子供用教室に特別に参加させてもらえることになり、
始めて参加したのが2022年(令和4年)10月29日のことでした。

<続く>


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