早川 保(はやかわ たもつ)さん@島田 蓬莱の湯(静岡県島田市)【リバース東京】 2019年2月26日
島田 蓬莱の湯(ほうらいのゆ)にて、早川 保(はやかわ たもつ)さんの施術を受けてきました。B40+F20分コースです。早川さんは以前店長会議でお会いした際、肩を揉んでもらった瞬間「あ、これはいつか絶対受けなきゃ」と思った人なのです。一目ぼれ、ならぬ、ひと圧され惚れ。直感でわかる。その上手さが。そういう方です。キャリアは16年近く。常にランキングの上位者です。
ちなみに、上述のコースの順番も間違いではなくて、この通りに受けてきました。つまり、リフレとボディのセットだったのですが、なんとボディが先なのです! 珍しいですよね? 個人的には初めてでした。理由を訊いたら「内臓に血が巡りすぎる」とのことで、最初は、ん、どゆこと? と思ったのですが、実際に施術を受けてみてすぐに納得しました。
早川さんの施術、すごい。とにかく「ほぐしの鬼」! こんなに重い圧迫は初めて(笑)。でもただ痛いわけじゃない。気持ちいい痛い。ほぐされ痛い。活性化痛い。痛みを伴った多種多様な快感が、波のように寄せては返す。
ポイントは全く外しません。外れる気がしない。たとえば肘から下の腕橈骨筋なんて、あの難しい前腕のエッジを、まるでタオルでも絞るような動作の拇指揉捏で、しかも素早いリズムのまま、4、5点は簡単に取ってしまう。もうアプローチが天性すぎる。弦楽器奏者で言うと、ジミヘンか初代高橋竹山レベルですよ。
臀部周りの大腿筋膜長筋やハムストリングスなんかビリビリ痺れるような筋肉の重低音が聞こえてくるかのよう。僕の恐ろしく骨化した左肩甲骨周りを、まるで流動食のように(!)軟らかくしてくれた方は初めてです。そして、極めつけは左の三角筋。ちょうどこの静岡ツアーに繰り出す前は、疲れからか体中のタガが外れそうな感じだったたんですが、ここを「まさぐり揉捏」された時、こいつがこのバラバラ感の黒幕だったんだなと確定できたのです。まさに、肩が燃えるようだった……! 火花が散ったのが見えたよ!(それは嘘)。
あ、でも誤解のないように言っておくと、早川さん、もちろん相手に合わせて力加減は変えられますよ。当然、痛くしないやり方もできます。事実、ボディの後のリフレは、極めて適切な圧でやっていただけました。ただ、これもすごく独特の、アップテンポの、ジャズの即興演奏みたいな施術でした。そして確かに、このリフレの後にボディを受けるよりも、先にボディの方がいいなって思える内容だったんですよね。
沈静化ではなく、活性化。
静的ではなく、動的。
リラックスというより、ウォームアップ。
ボディでもリフレでも、施術中に眠ることは不可能に近いと思います(笑)。ただ、間違いなく言えるのは、めちゃくちゃ気持ちいいってこと。こういう施術スタイルもあるんだなあって、視野が広がりました。とにかくひどいコリでお悩みで、かつ島田市に行く機会がある方、ぜひおススメしたい熟練のセラピストです!
最後に、蓬莱の湯でのサプライズを2点。
1:内風呂と露天風呂が地続き、つまり、お湯につかったまま内と外を出入りできる! これは今まであるようでなかった斬新さで驚きました。でも、ちゃんと普通の出入りできるドアも別であるという、よくわからない造り(笑)。
2:結構こじんまりとしたお店なのですが、なんと、リラクゼーションの会社が2社も入っている! 以前は3社だったことも。こうなると、毎日がお客様の取り合いなわけですよ。しかも、東京のラクーアとかの、お客さんがバンバン来るような巨大な施設じゃないんですよ? ホント、小さなスーパー銭湯内に、ライバル他社が、当たり前のように、おもいっきり隣同士で営業してるんです。ビックリしちゃいました。こんなお店もあるんだなあって思わず襟元を正してしまいました。僕も東京戻ったら頑張んなきゃなあ。精進します!