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オリエンタルラジオ中田敦彦「【松本人志への提言】審査員という権力」の動画を観て思い付いたことのメモ。

どうも。長谷川優貴(@hase0616)です。クレオパトラというお笑いコンビでネタをしたり、エンニュイという劇団を主宰して脚本演出をしたりしています。

オリラジの敦ちゃんの動画を観ました。

「【松本人志への提言】審査員という権力」というタイトルの動画で、松本人志の影響力とその影響がお笑い界に及ぼす影響について深く掘り下げています。冒頭では、「THE SECOND」というトーナメントについても語ります。

僕の感覚で伝言すると敦ちゃんの本意ではない伝わり方になってしまう可能性があるので気になる方は動画をご自身の目でご覧ください。

この動画を観て思ったことがあったので、今日はそのことについて書いていきます。僕は全く売れてないし、無名で尚且つ全然コンビで活動していない人間ですが、お笑いが好きなのでなにか考えが浮かんだ時は、こうやってnoteに書き記しています。

敦ちゃんの動画に対しての意見とか反論とかそういうのではなく、観てたら思い付いたことのメモみたいな感じです。頭の中で、思考が派生して脱線していって考えた内容なので、動画の内容とはそんなに直接的に関係ないかもです。

権威性のことについては、様々な考えがあると思うし、その人の立場によっても見え方は変わってくると思いますので触れません。今回僕が考えたのは、お笑いの多様性です。

歴史を振り返れば、舞台上の演芸がテレビの出現により、芸人は「タレント」を目指すようになりました。修行を積まないで素人発掘番組でいきなり芸人(タレント)になれるようなったのです。その少し後にNSCができます。師匠に弟子入りしなくても舞台に立てるようになります。そこから、関西の笑いが東京に来たり、漫才ブームが来たりと色々経て、M-1が誕生します。そこから賞レースや短いネタの番組など、ネタをするのが芸人になっていきます。

この流れを見ればわかるように、ゴールがテレビしかない状況が長いこと続いています。ネタは芸人の名刺であり、テレビへのチケットなのです。その中で、賞レースが1番わかりやすい道なのでみんなが目指すようになります。競技と化した漫才やコントは、どんどん進化していきます。それを見た若者は漫才師やコント師になるんだと芸人を目指しだすようになりました。それにより、若手のネタの技術はどんどん上がっています。

賞レース用の競技用のネタと寄席で老若男女を笑わすネタは違います。賞レースは作品性や芸術性も問われます。アイススケートの選手が大会の時と、ショーの時とでやり方が違うのと一緒だと僕は考えています。

こうなると、ネタ以外で芸人になりたい人はどうするか? 芸人にはならずにユーチューバーになります。素人発掘番組から新しい才能のタレントが生まれた頃のように。

過去の天下を取った先人たちは、枠組みを壊して新しい枠組みを作ってきました。枠の中で競争しているだけでは、今後第二の松本人志は出てこないのだと僕は思います。漫才でもコントでもなく、なんでもいいから5分間で表現しろとか、そういうフォーマットの大会があってもいいのかも。でも、それも結局ゴールがテレビなってしまう。様々な場所から好きなことを発信できる今、やはりYouTubeで自分が面白いと思う表現を自由に発信するのが一番良いのかも。

一つのゴールではなく、自由に自分でゴールや道を作っていく時代だと思います。正解も不正解もない。これからのお笑い界のこととかよりも、大切ななのは真剣に取り組んでる芸人と、それを楽しみにしているお客さんがいて、笑うことって素晴らしいということです。

漫才でもコントでも、それ以外でも、みんな自由に自分にしかできない表現をしたらいい。今の時代はそれを自分次第でマネタイズもできますしね。ただ、してはいけないのは他人の表現をバカにすることです。それによって他人の表現の自由を奪い、結果自分に返ってきます。周りなんて気にせずに、自分の表現と、それを面白がってくれるファンの方だけを見ていればいいんです。

一人のカリスマが生まれるのではなく、全員が誰かのカリスマになる時代です。

これが、今回思ったことでした。自分の考えを発信することは大切だと思います。敦ちゃんの動画のおかげで僕の思考が巡り、この記事を書けました。かと言って、「そういう裏のことを話すのは芸人じゃない」という考えの人もいると思いますが、それはそれでいいんです。芸人というのは概念なので、自分が考える芸人像を追い求めたらいいんです。だから他人のことを言うのはナンセンスだと僕は思います。まあ、これも僕の考えなので、みんな自分の思うようにやれば自然と業界も盛り上がってくるのではないでしょうか。

話が行ったり来たりして読みにくかったかもですが、結果言いたいことは、表現するって楽しいよねってことです(笑)

余談ですが、藤森のアンサー動画も面白かったです。昔だったら、僕とか敦ちゃんみたいな声を上げる人間の考えしか聞けなかったのに、こうやっていつもは考えを言わないようにしている人の思考が聞けるのは凄く貴重だなと。良い時代ですね。

↓過去に書いたお笑いの記事たちです。興味があったら読んでみてください。


ソロパフォーマンスと絵画展します。


絵画展は11:00~21:00まで開催され、予約は不要です。入場料は500円です。ソロパフォーマンスLIVE「くせ」は、開場が17:30、開演が18:00で、70分の予定です。チケットは2000円で、予約はこちらから:https://tiget.net/events/217915

開演前や終演後も展示を見ることができ、絵は販売もしていますので気軽にお声をおかけください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

以前やったソロパフォーマンスはコチラ↓


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台本のデータ販売も開始しました。




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クレオパトラ第12回単独公演(リモート)「密接なき接触」

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クレオパトラ第11回単独公演『散文的な景色、詩的な歩行』

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