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かき氷のはなし
Summer
毎年夏だけのかき氷屋になる菓子屋ですが、
しばらくかき氷はやりません。
もしかしたら、もう幻かも…
そもそもなんでかき氷を始めたかって話。
お菓子を作る上で夏の材料たちの変化に我慢ならなかったからです。
材料たちも自然界に生きています。
夏と冬とでは違いが出ます。
たまごに粉に牛乳、バター…
小さなことかもしれませんが、わたしにとってはいつもと違う味に出来てしまうことには変わりなく、「同じものが同じ値段であること」それがお客さんに渡る。
それが普通だと思うので、それが叶わないなら夏はお菓子作るの辞めようと思ったのがきっかけです。
で、大すきなかき氷をやろうと思った訳です。
夏だけのかき氷屋さんを始めたのは6年前7年前?くらいで、その頃はまだまだかき氷ブームなんて来てなくて、いろんな人に「なんでかき氷?」って言われ続けたんですけど、近年はかき氷だけのお客さまもいらしてくださり、有難い限りでした。
わたしはあくまでも菓子屋。
かき氷屋さんの土俵をお借りしてやっていると思っています。
365日かき氷で勝負している皆さまを尊敬しております。
かき氷も本当におもしろくて、
氷の目をみたり、温度を調整したり、シロップとの相性を考えたり、課題は常に尽きませんでした。
めちゃくちゃ難しいんですよ!
そこがいいんですけど。
正直氷を削る腕はまだまだまだまだだと思ってますが(そんなので、営業してすみませんと心から思ってます)
シロップは菓子屋の名にかけておいしいと思っています。
そんなわたしの夏のはなし。
かき氷は1年中食べたいくらいすきです。