コス撮影データをロストしないデータ管理について

こんにちわ。はせこうです。
今回は、コスプレ撮影したデータの管理について、データをロストしないために私が実践している内容を話します。何かの役に立てば幸いです。

これらのデータ管理ですが

  • 撮影中~帰宅するまで

  • 帰宅~現像~納品まで

の2段階に分けて説明します。

撮影中~帰宅するまで

まあ、データをロストしないって当然ですよね。でも、不慮の事故でデータロストするかもしれません。せっかく撮ったデータですので、データロストだけは絶対に避けなければなりません。
趣味の活動とはいえ、撮影したデータが無くなってしまうと悲しいですね。撮りなおしもききません。

では、私はどうしているかお伝えしていきます。

デュアルメモリスロットのカメラを選定

私が使っているカメラは、Nikon D500です。その前はD7200でした。いずれもデュアルスロット機です。メモリーカードを2枚入れることができます。
メモリーカードが2枚ですので、最悪どちらかのメモリーカードがこわれても片方のデータを利用できます。

ちなみに、Nikonのデュアルスロット機では、メインのほうのメモリーカードにRAWデータを記録し、サブのほうはJPEGで記録できるモードがあり、私はこれを利用しています。本来であれば両方ともRAWで記録すればいいですが、サブはJPEGで記録しています。

メモリーカードは信頼できるメーカーのものを信頼のできる経路で入手して使用する

メモリーカードをデュアルで使っているといっても、メモリーカードそのものの故障が多かったり、信頼性が低ければデータをロストする確率が上がってしまいます。

メモリーカードは、データを記録する最後の砦です。これに対する投資をケチってはいけません。投資をケチれば、データロストという代償を支払わなければならなくなります。

メモリーカードに対する投資とは、つまりこの2点につきます。価格や製品の機能や性能については言及してないことに注目してください。

  • 信頼のできるメーカーの製品を購入する

  • 信頼のできる経路で入手する

信頼できるメーカーの製品は、設計と品質管理がしっかりしているので、書き込んだデータがロストすることはほぼ無いと言っていいでしょう。具体的なメーカー名でいうと「KIOXIA(Toshiba)」「Lexar」「Sony」「SanDisk」あたりでしょう。
そのほかにもメモリーカードを販売しているメーカーがたくさんありますが、なかには信頼性の低い製品を販売しているメーカーも多くあるので注意が必要です。信頼性の低い製品は、値段も低いです。(上記メーカーの同スペックに比べると半額くらいのものもある)安い値段のモノを選んでデータロストの道を進むのは得策ではないですね。
ところで、メモリーカード製品のメーカーが上記のように表記されていても、外見だけ模倣しているだけで中身は別物、つまり偽物、というモノもあるようです。これについては入手経路のところで紹介します。

信頼できる経路での入手ですが、一番間違いないのは、ヨドバシ店舗またはヨドバシドットコムです。
オークションサイトやフリマサイトなどでは、先述した偽物が多く出回っているようです。アマゾンなどの通販サイトでも、偽物が販売されていることも多くあるようです。また、出品者がそれとは気づかずに偽物を販売しているケースもあるかも知れません。
このような偽物は、半導体業界ではサプライチェーンの段階から紛れ込んでいることもあるので、よほど信頼のできる相手から入手しないと、簡単に偽物をつかまされてしまうことも多いようです。
その点、ヨドバシならば安心でしょう。ということです。

というわけですが、まあ、ラインナップや入手経路の観点から考えても、ヨドバシから入手すれば間違いないでしょう、ということです。

撮影終了したらその場でiPadに取り込み

撮影終了した時点で、または撮影週でも余裕があればiPadにデータを取り込みます。データ取り込みはLightroomを使っています。
この時点で、撮影データがこの世に2カ所(カメラ+iPad)に存在することになります。もしこの時点でカメラがぶっ壊れてしまってもiPadにデータが残っているので安心です。
撮影終了時点でデータ取り込むと、すぐに現像開始できるし、アフターとかで話しているときに撮影データの確認もできるし、一石二鳥です。

自宅に帰ったらクラウド同期

自宅またはホテルに帰ったら、wifiで撮影データをクラウドに同期すれば、その後パソコンからでも現像できますし、データがクラウドに上がったのでもう最強です。

ポータブルSSDに撮影データをコピー

遠征などで、何日も家に帰らずにデータを持ち歩く場合があります。そういうときは、クラウドに同期できないので、もう一カ所データのコピーを作っておきます。
すなわち、iPadにデータをコピーするのにくわえて、ポータブルSSDにもデータをコピーしておきます。そして、カメラやiPadとは異なる場所に仕舞っておきます。カメラやiPadは私の場合いつも近くに置いているので、これらが同時にダメになった場合もデータが救われます。

さて、ここまでは撮影中~撮影終わり~帰宅までの手順です。
家帰ってもまだ気は抜けません。

帰宅~現像~納品まで

家に帰って現像を始めてもまだ気は抜けません。カメラにはまだデータがはいっており、iPadやSSDにもデータはありますが、次の撮影を始める頃にはカメラのデータをフォーマットするので、不運が重なるとデータを全ロスト!!ということにもなりかねません。
さて、どうするか。

別のクラウドにアップロード

このとき、データはAdobeのクラウドにアップロードされている状態です。しかしまあ、Adobeのクラウドは一時期顧客データをロストするという失態をやらかしているので、チョット信頼性に欠けます。

なので、現像を開始する前に、一旦すべての写真データを書き出して、別のクラウド(例: Google Drive)にアップロードします。これで、Adobeがデータをロストしても安心です。

撮って出し納品

現像を始める前に、撮って出しデータを納品します。
場合によっては、その日の撮影の雰囲気にあったプリセットを適用します。
LINEアルバムに格納できる大きさのに縮小した解像度と、カメラが出力したデータと同じ解像度の2種類を出力し、LINEアルバムとgigafileで納品します。

現像作業はLightroom(Classicじゃないほう)で、データはローカルにもコピー

現像作業自体は、Lightroom(Classicじゃないほう)でおこないます。
Lightroomは、基本的にクラウドにデータを置きますが、ローカル側にもデータをキャッシュとして残すことができます。ローカルにあったほうが高速に処理できるし、こっち側にデータがある安心感があります。

ちなみに、Classicのほうをつかわないのは、iPadのほうでも現像の仕上がり結果を確認するためです。

書き出し~納品まで

現像が終わったら、書き出しです。
撮って出し納品時と同様に、2種類の解像度で書き出して、LINEとgigafileで納品します。
gigafileの保存期限は30日くらいに設定しておきます。

納品後もいつでもデータを取り出せるように

納品後の撮影データは、その後いつでも取り出せるようにPCに保存しておきます。データが受け取れずにあとで問い合わせがあるかも知れませんし。
写真展とかにも使うかもしれないし。

データはPCのハードディスクに保存します。案件毎に時系列で。フォルダ名は、例えば"20230730_○○○併せ(スタジオXXX)"などです。


とうわけで、コス写真のデータ管理について書きました。
誰かの参考になればと思います。

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