Alpine DAF9Z レビュー その1
Alpine DAF9Zを買ったのでまとめました
■Alpine DAF9Zを買うまでの道
私の愛車 HONDA FREED GB4 4WDは、中古で購入しました。ディーラーオプション(おそらく)の純正ナビがついていました初年度登録が平成26年(2014年)で、地図データはおそらく一度も更新してないんじゃないかなあと思われるほど古いものです。そのため、道なき道を進むこと幾星霜….
地図が古いが故、道案内も心許ないので、iPhoneをダッシュボードに固定しカーナビアプリを使っていました。オーディオはBluetooth Audio経由でRadikoやApple Musicを使っていました
ナビを取り替えようかなぁとは思うものの、取り替えたところでデータが古くなれば同じことになるし、地図を更新するには最低でも年間1万円くらい払わなければいけない。
しかし、最近はディスプレイオーディオなるものがあって、スマホを繋げば画面にナビアプリを表示して、カーナビ機能はナビアプリにお任せできるんですね。カーナビアプリなら地図は常に最新なので車道なき道を進む心配がありません。
〇ディスプレイオーディオの選定
ディスプレイオーディオは、検索すればいろんな機種がでてきました。知らないメーカーの安いものは3万円からあり、日本メーカーのものは6万円からでした。
「ディスプレイオーディオ」というジャンルのものですが、スマホと連携するには"Android Auto"や"(Apple) Car Play"と言った機能が付いているモノを選ぶ必要があります。ディスプレイオーディオを銘打っているものにはこの機能に対応している旨の記述があるのですが、「ディスプレイ付きのカーオーディオ」みたいな製品もあるみたいで、こういうの(大抵2~4万円くらい)は"Android Auto"や"Car Play"に対応するとは書かれていませんでした。
ATOTOとかですとこれらに対応した安い機種もあるのですが、信頼性が心配でした。日本の過酷な環境で、夏だと優に80℃は超える環境です。そんなひどい環境に耐えるだけの試験をしてるのかどうか、って話ですね。とっても不安です。信頼性試験してたら、あんな価格じゃ出せないです。
さて、日本メーカーのディスプレイオーディオは、ケンウッドのDX5020SやPioneerのDMH-SF700Dなどがありました。これらは、カカクコムなどのレビューを見ていると、物理スイッチ類が左側にあって使いづらい、などの意見があり対象から外れました。
結局、選定したのは Alpine DAF9Z でした。9インチの大型画面をもっています。ただし、ナビが入るスペースは7インチくらいの画面しか取付けられないので、画面が出っ張っている取付け姿勢になります。
ところで、このシリーズには、画面サイズが7inch, 9inch, 11inchとあり、私が買ったのは9inchのものでした。なんで11inchにしないの?ってことなんですが、alpineから正式に適合でてなかったんですよね。その理由はたしか、シフトノブに干渉するとかハザードスイッチ押せなくて車検に通らないとか、そんなのでした。
〇購入と取付け
購入、取付け、ともにオートバックスでした。オートバックスでカーナビつけると、本体価格が高くて付属品も高くて工賃も高くて損になる!!って思っていたこともあります。
まあしかしながら、私はけっこう不器用でして、そしてホンダの車はダッシュボード外しづらいと聞いてましたし、部品の不足とか合ったらどうしようかな、っておもっていました。
結果として、オートバックスに払った費用の総額は約12.5万円。本体は9.8万円で、工賃が1万円弱、そのほかは変換ケーブルなどです。
取付け作業は、3時間くらいでした。
オートバックスに依頼した理由ですが、取付け作業や部品の都合に加え、製品の保証体制も考慮に入れてのことでした。
自分で取付けて動かなかったり数ヶ月で故障したりすると、どこに原因があるのか分からず有耶無耶になりそうですが、本体の購入から付属品の手配から取り付けからオートバックスでやって貰えば、責任を持って対応してくれるはず…と期待してのことです。
製品の保証ですが、メーカー1年保証に加えてオートバックスの延長保証に入りました。メーカー保証+2年で合計3年間の保証です。バスタブ曲線を考えると3年もてばあとはずっと持ってくれるはずです。故障が発生したら免責2000円くらいで対応してくれるそうです
■買った後の話(使用レビュー)
というわけで、ようやく使用レビューです。
最初の接続
取付け作業が終わってUSBコネクタにLightningケーブルでiPhoneを接続しました。iPhone12Proです。とくに設定することなくCarPlayが起動し、ミュージックアプリで音楽も再生でき…た…とおもったものの、なぜか一瞬でアプリが落ちてCarPlayも切断状態になりました。気を取り直してもう一度抜き差しすると、再度ミュージックアプリやナビアプリが起動するものの、スグに落ちて切断状態に。
なんでだーーー!!!
とおもいながら、抜き差しを2~3回繰り返すと、安定して起動するようになりました。なんかの設定が上手く行かなかったりしたのでしょう。この手の製品にはよくあることです。
〇ナビアプリの精度 その1
気を取り直して、いつも使っているRadikoでKiss FM Kobeを流しながら、ナビアプリはNavitimeの「カーナビ」を起動しました。そのまま近所を走りました。
Radikoの再生は安定しています。音質も以前の純正ナビよりもかなり良好に聞こえます。
オートバックスを後にして近所の道路を走っていると、何やら怪しい動きをしていました。そんな道通ってねーよ!!今いるのは隣の道だよ!!とか。
阪神高速と併走している国道を走ったところ、この傾向は顕著になりました。空が見えてないからGPSが拾えてないのカナ…とおもいましたが、いきなり違う道にワープしたり…
iPhone単体でナビアプリ使ってるときより精度悪いのでは?車体側の車速とかディスプレイオーディオ側のGPS情報とか使っているのでは?それがなんでこんなに精度悪いのよ!!!
とおもいながら、原因はいくつか考えられます。iPhoneの取付け姿勢とかです。いままでは、見やすいところに固定していたのですが、このときはその辺に適当にほっぽっておいただけです。iPhone本体の姿勢にも影響されるはずなので、コレは良くないかも…
何かちょっとガッカリだなあとおもいながら、まあ、最初だから学習とかするのかどうか知らないけど、うまくいってないのでは?とおもいつつその日は帰宅しました。
〇ナビアプリの精度 その2
家に帰って情報収集していると、Navitimeの「カーナビ」アプリは、CarPlayでディスプレイオーディオ側からの車速情報とか反映されるのは「プレミアムプラスコース」に入らないとダメだとか。コレは月額1000円くらいでしたが、いまは600円のコースを課金しているのから400円アップ。これは痛いなあとおもいながら、まあ物は試し、ということで課金しました。
課金したあとは、ナビの精度は良くなったようにおもいます。空が見えている状態だと、ほぼ問題ない精度でした。
課金の成果が出たと言うことでしょうか…
阪神高速の下の国道を再度通ってみました。前回とは違って、訳分からないところにワープする、ということはなかったものの、並行して通っている脇道と勘違いすることが多少ありました。
完璧ではないものの、課金の成果がでているのでしょうか。
まあ、この区間はナビ専用機でもワープすることがあるので、一概にこの組み合わせがダメだということもないでしょう。
ところで、音楽のほうですが、ミュージックアプリでお気に入りの音楽を聴いたのですが、音質はHONDAの純正ナビよりもかなり向上していました。
またいろいろ検証して記事を書きたいと思います。