神楽坂天窓こけら落とし公演 「浅岡と馬場が柿落とし公演ヤルってよ!復活おめでとう㊗️スペシャル250111‼️」に行ってきたよ
2020年11月30日に惜しまれながら閉館となった高田馬場「四谷天窓comfort」。代表者(?)の吉川さんが4年の時間をかけ、神楽坂に新店をオープンさせました。
昨日2025年1月11日はそこでの初めてのライブが開かれ(プレライブは除く)、こけら落としは浅岡雄也さんと馬場一嘉さんがされました。
お二人にとって天窓という場所や、吉川さんはじめスタッフさん達との人間関係はかけがえのなかったものと思われ、昨日はその復活を一番初めに祝う立場として、その嬉しさと責任感はとても強く伝わってきました。
浅岡さんはたまにおどけながらも、嬉しさを暴走させないよう冷静にライブを進めていました。一方馬場さんは、普段浅岡さんとのライブでは、クールにいるように努めている印象があるのですが、昨日はとにかくニコニコしていて、本当に嬉しいことが伝わりました。
コロナで音楽が悪者とされ、天窓が無くなることを憂い、怒りを隠しきれなかったお二人が、その時に何度も歌った「音楽は止まない」という曲を新しい天窓で1曲目に歌う姿を見て、ホロリとしそうになったのは僕だけではないはずです。長く暗いトンネルを抜け、ようやくスタートラインに戻ってきた、そんな1つのドラマの終わりを見ているようでした。言葉にはせずとも、それほど、2人の想いが伝わる内容となりました。
終盤の「星降る夜に」は、以前の天窓、5階から見えた夜の景色や、ファンの想いからインスピレーションを得て作られた曲で、やはり天窓をイメージした曲でしたが、これも熱のこもった演奏で、とても聞き応えがありました。(とにかくどの曲も良かったです)
サポートのピアノ吉野ユウヤさん、パーカッションの中里たかしさんも主役の2人に負けず劣らず素晴らしい気合いで、特にこの2人だけで演奏した時の集中力はすごかったな。混沌としたポリリズムの揺らぎが面白すぎて、一人でケラケラ笑っていたのを知っている人はいまいw
そんなことで、神楽坂天窓は素晴らしいスタートを切られたのでした。これからたくさんの素敵な音楽が奏でられ、あらためて多くの人に愛される場所になりますように。