浅岡雄也さんの新アルバムについて語ってみる(その2)
4/8にリリースされた表記アルバムの感想等書いてます。
総括的なことについて書いた第1回はこちら↓↓↓
で、今回は収録曲について思ったことを具体的に書いてみようと思います。
(今回は13曲中3曲目まで・・)
Rock'n'Roll EndRoll
かなり前からライブで披露されてはいたけれど、この曲で新しいアルバムが始まるとは思っていなかったので、驚きました。力強い曲調に1曲目からなぎ倒されないように気を付けなければ。最近浅岡さんがライブでよく使うがなるような声と、力強いバンドを尻目にクールに歌う時の声の落差が面白いです。
歌詞カードを見て、耳で聞いてイメージしていた歌詞を文字にしたらこんなことになってたのねーとニヤリ。
周りから飛び出ない範囲で他人に遅れを取らぬよう同じ物を欲しているけど、みんなして横並びで大事なことから目を背けているばかりで大丈夫かい?と問われているような内容に感じました。
後半の「na na…」のコーラス、主旋とハモリの間で終始若干のずれがあるのだけれど、これってライブでハモリ部分を歌うお客さんの声が会場に反響して遅れて聞こえてくるイメージでずらしたのかなーなんて思ってしまいました。(考えすぎ?笑)
Revolution~No15~
僕が浅岡さんの曲を聴くようになった頃、この曲が最新曲だったので、5年近くの時を経て、あらためてこのアルバムに収録されたのはありがたいです。
当時まだ浅岡さんがどんな人か今ほど認識がなかったので、「絵に描いた餅だな ソレ食べられんの?」というユーモアたっぷりの歌詞に驚き、面白く思っていました。
ノリの良いメロディーに失敗してもあきらめることなく常にアップデートして頑張ろうぜ!という歌詞が乗っかって、楽しく、元気付けられる曲となっています。
マヨワズイコウヨ マヨイナガラ
1・2曲目とは雰囲気が変わり、ミディアムな3曲目。優しい浅岡さんが感じられる1曲です。出だしのキーボード?の音色が好き。
理想と現実がかけ離れ、自分自身を誤魔化して生きていることに哀愁と矛盾を感じながらも、愛する人を想う気持ちだけは確かな事柄(こと)だという内容の歌詞は、直接的でなく、側に寄り添って応援してくれているような優しさを感じます。
Aメジャーを基本として、サビや中間部分(Cメロって言うのかな?)で1音の幅、長調・短調の間で何度も転調を繰り返したり、AメロからBメロにかけてリズムの刻みが倍になったりと、歌詞だけでなくサウンドでも気持ちの揺れと高まりが感じられるリリカルな曲想に感じました。
各サビの後半で、ベースがBから1音ずつ順に下がっていくところも面白く聞いています。
この曲とてもいい曲なんだけど、3曲目で既に1番好きかもと思っていたらその後の曲で更に好きが出てきたので、まずは一通り聴いてみることをオススメします笑
次回(その3)は4曲目から書き始めたいと思います。
では、また明日!