おりこうさん
大人も子どもも、一流企業のひとも、僕のようなひとり社長のひとも、フリーで活躍する人も、人間はみな”おりこうさん”でいようとする心がどこかで作動します。
この心の装置は社会生活の中で必要な場合もありますが、最近、この”おりこうさん”がクリエイティブなことを進める際にとっても邪魔になっているなって感じることが多々ありました。
衝動
子ども達を見ていると、雨が降ったらやませることができないし、風が吹けば何かが飛ばされる…人間がコントロールしてはいけない、できない”自然そのもの”だということを日々感じます。
この感じはいったいなんだろう?としばらく考えた時に出てきたのが「衝動」でした。衝動は、なんとなく自然と近い気がします。本来であれば、「抑え続けてはいけない、そしてその衝動に乗っかってみるべきものなのではないか?」と。
幼児達と遊んでいると、子ども達は自分の衝動をそのまま行動に起こしはじめてくれます。例えばこんな感じ。
どれも素敵な遊び方です。衝動が抑えられず、思わずやってしまう、やりたくなってしまうこと。この衝動の初動にブレーキをかけてしまうと、子どもが自らなにかを発見し、変化させるきっかけをなくしてしまうことになるし、それが癖になって心と身体に染み込んでしまうのはもったいない気がします。
衝動は進化や変化のきっかけ
毎回すべてにGOサインを出すのはなかなか難しいですが、「こうやったら面白いかも」「こんなふうにやりたい」「この危険な感じはゾクゾクして楽しい」など、ビジネスの世界でも衝動を抑えられない場では、たいがい面白い事が生まれてきます。
もちろん、それが必ずしも花開くとは限りません。でも場にスピード感や素敵なリズムが生まれることは間違いありません。その基礎が、幼児期の衝動のような気がします。
大人がこどもの衝動とどのように向き合い、そしてどのように変化を楽しむのかといったスタンスがとれれば、きっと子どもはもっと自由に、そしてもっとクリエイティブになれるような気がします。
日本の新しい進化は、こどもの衝動にあり!とは言い過ぎかもしれませんが、大切にしていきたいと思いました。
そんなことを考えながら書いている本があります。よろしかったら読んでみてくださいませ。
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