断片からわかること
以前、「開化の断片」で登場した明治40年の賛美歌の本。この本を修復していた所、背の部分に貼り付けてあったのが本資料です。
本当に断片で果たして資料といっていいのか悩みますが、それでもこの資料からわかることがあります。
「われをうるほし」の箇所と賛美歌の本から見つけたということから推察するとチャールズ・ウェスレーの代表作の讃美歌「わがたましいを”Jesus,Lover of my soul”」の歌詞にこの一節があります。
きみは命の生命(みなもと)なれば
たえず湧きいで心に溢れ
我をふるおし渇きをとどめ
とこしえまでもやすきを賜え
いかがでしょうか。果たしてこの賛美歌なのかこの箇所だけでは確証を持てませんが、小さな断片からもわかることがあるという話でした。