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花在ればこそ吾れも在り
念願の牧野富太郎が関わった植物画を手に入れました。
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『普通植物図鑑』は村越三千男が描き牧野富太郎が校訂を担当した植物図鑑です。明治39年から月一回のペースで発行され、最終的に全5巻60集まで発行されました。本資料は明治40年に発行されたものの1ページです。
校訂とは書物の本文を、異本と照合したり語学的に検討したりして、よりよい形に訂正することだそうです。この本や他の監修した図鑑を巡って牧野富太郎と村越三千男は協働、対立、最後に仲直りという経緯があったと言われています。まあ、良いライバル関係だったということでしょうか。
絵はスケッチ程度で技量はまだまだですが、西洋の植物図鑑を目指した気概が感じられます。
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