なぜSNS上で人は異論を受け入れられないのか
こんにちは!
はせたくです。
保険というトピックではSNS上のいたるところで同調現象が発生していると感じます。
過剰な保険不要論、その逆も然り。
今回はその同調現象について書いていきたいと思います!
同調現象と同調圧力
そもそも、何か一つだけの手段を用いてそれだけで世の中やっていけるほど甘くは無いと思います。
保険はお金を準備する数ある手段の一つですし、その他もそうです。
個々人それぞれ背景が違ってそれによって答えが違うし、その答えも変わりますから。
これさえやっていれば間違いないものなんて存在しません。
それなのにSNS上では、バランス感に欠ける意見が多いように思います。そしてその意見にたくさんの人が迎合していく。(極端なことを言う方がバズりやすいみたいですね。)
このように人々の意見がとある方向にのみ傾斜している状態を「同調現象(同調効果)」と言います。
一度、同調現象が発生すると、「みんなの意見」を補強する意見のみが歓迎されるようになり、異論は認められません。
暗に「みんなが言っている。その意見に背くのか。」と。
そして、異論に対しては論理的な反論はほぼなく、非論理的な個人攻撃をすることで、沈黙を強制します。
これが「同調圧力」です。
このような様を見て、異論を持つ人も自分の意見を表明することを控え、自分の意見を発し辛くなります。
そうすると、「全会一致の幻想」という現象が現れ、この異論を遮断した現象下にも関わらず、全ての者が自分に賛成していると信じてしまいます。
仮に自分たちが少数意見だとしてもお構いなしです。
合言葉は「アンチはブロック」です。
さらには、「自薦の用心棒」(取り巻き)なる者までが現れ出し、頼まれてもいないのに外部からの異論を遮断したり、異論を唱える者を攻撃し始めます。
こういう人のことをよく信者と呼んでいます。
これらは社会心理学上、人間が持ち合わせている特性です。
(リ◯大が好きな方とかを見ているとおそらく上記の状態にそのまま当てはまるように思います。)
ただ、自分の大切な人生、お金に関する事柄をこのような現象下で決めてしまって本当に良いのかどうか、、僕は疑問を抱いています。
僕たちはどうなのか
これらの現象は僕たちの立場でも起こり得ます。
なぜ必要なのかを理解せずに「必要なはずだ」という個人の解釈やそれすらもなく他人の意見に乗っかり、不要だとおっしゃる相手に対し批判を重ねている保険屋さんもいます。
また、自身の発信に過分に賛成の旨のご意見をいただくと、それはそれは気持ちの良いものだったりしますが、僕はこの現象に飲まれてしまってはいけないと考えてしまいます。
どんどん僕本人の意見じゃなくなる気がして。
このような人間の特性、人間味とうまく付き合っていくのに必要なのが「リテラシー」であるように僕は思います。
僕にはたくさんの方と保険に関するお話をさせていただく機会があります。
稀に「リ◯大を観ました。」や保険に否定的なご意見をいただくことがありますが、このような人間の特性を理解して、心に余裕を持って対応することを心がけています。
僕のスタンスは、
こんな感じです。
自分で判断できているつもりが、周りに巻き込まれているなんて事はたくさんあります。
そのことに気付いて、本当に自分で自分にとって大切な判断ができる人が増えることを望みます。
はせたく
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