保険見直しの悪例共有
こんにちは！はせたくです！
↓このようなネット記事を発見しました。
内容としては、保険の見直しをとあるFPに頼んで見直しを行うという、見慣れた内容ですが、今回はさすがに「これはあかんやろ」という内容でした。
基本的な僕の考えは、「人それぞれ、十人十色の考え方があるのだから、その決断は尊重されるべき」というものですが、それはあくまでもその決断に必要な適切な情報提供があっての話だと思います。
今回の記事はその情報提供が著しくできていないケースだと思いましたので共有します。
まず、この記事の筆者は年間500名に及ぶ相談実績があるようです。この真偽については言及しませんが、本当であればかなりのものだと思います。
（僕も保険見直しをたくさんしてはいますが、かなり時間をかけて行うのもあって、見直し実績は年間100世帯ほどです。おそらくこれ以上は無理です。）
今回のケースは、お子さん2人を抱える35歳のシングルファーザーのKさんの事例のようです。
ご自身に万一のことがあった際に子どもたちのその後が不安だというのがKさんの関心事との事。
以下、記事から抜粋。
↑ご覧の通り、Kさんはご両親にもお子さんを任せることができないため、自分に万が一のことがあったら不安だとおっしゃっています。
↓そんなKさんに対して…
↑ご両親にお子さんを任せることはできないのでは？
【注意】
遺族年金、児童扶養手当は末子が18歳到達後の年度末。児童手当は同15歳までの支給です。
もし万一の際、Kさんのご両親以外の方とお子さんたちが養子縁組をされる場合は遺族年金の支給が停止される可能性があります。
↑死亡保険が1000万円というのも意味不明（収入保障保険は計算外？）
↑保険を解約させるのに保障内容が上がるなんて謎ですね。これは嘘です。
要約すると、万が一の時に子どもたちのことが不安だとおっしゃるお父さんに対して、万が一の事なんて起きないから老後の事を考えろ、と保険解約の提案をしています。
でも、これでは何の問題解決にもなりません。
Kさんの不安は何も解決できていませんよね？
ちなみに7800円もあれば十分な収入保障保険に加入することが可能なことを付け加えておきます。
またドル建て終身保険も保険料負担を抑える目的であれば払済保険に変えてしまえば良いのではと思います。
僕もたくさんのシングルマザー、シングルファーザーの方からお話しをうかがいましたが、多くの方がご自分の将来より、お子さんの将来を優先されます。
ただ、お子さんはもちろん、お父さん、お母さんの将来のどちらも最大限優先させるのが僕たちの腕の見せ所だと考えます。
ただ保険を解約して手元のお金を浮かせる提案なんて雑過ぎますね。よくこの手のFPさんがやっている家計見直しって、ただの数字遊びとしか思えません。
もう少し責任感を持っていただきたいです。
保険の見直し一つでも、誰にお願いするかでご覧のように大きな差が生まれます。
見直しの際にはご注意ください。
はせたく
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