賢い人は、話す前に何を考えているのか?
「青い服と白い服、どちらのほうが似合うと思う?」
世界中で1日8000万回は言われていそうなセリフだ。
この質問に対して、
青or白がいいと思う。どっちも似合うと思う。
自分の意見を言っている人が多いのではないだろうか?
このような日常会話の中でも、賢い人と、賢いふりをしている人達では、大きな差が出る。
頭の良い人が話す前に何を考えているのか?
アウトプットしていこう。
①自分ではなく、相手のために言葉を使え
「えー、今回のディスカッションのテーマは A 社とのコラボレーションによるバリューの出し方です。」
このように、横文字を無駄に使い、知識を持っているふりをする上司を見たことはないだろうか。
これは、知識があると周りに思わせたいだけで、周りからの受け取り方は、
コラボレーションって具体的に何?ディスカッションは議論?アイデア出し?
というように、話の内容が全く伝わっていない。
頭の良い人は、自分の知識を使って相手が「求めていること」を察し、それを的確に答える人である。
知識を披露したいがために、相手が求めていない情報、アドバイスをしても、相手からすば、ただのお節介。
知識がある人とは全く思われない。
小学生でも理解してもらえるような、
ワードセンスと構造化が、賢い人は抜群に上手いということだ。
②頭が良い人は、相手の話をすべて“ちゃんと”聞く
人は、自分の話を聞いてほしい生き物であるため、聞いてくれるというだけで信頼度が上が
る。
ただ、『聞くこと』と『ちゃんと聞くこと 』の違いを理解しておく必要がある。
聞くこと=相槌をうつなど、話を聞いているふりはしているが、内容が全く頭に入っていない状態。
例えるなら、終業式前の校長先生の話。
ちゃんと聞く=話を整理して聞くこと。
相手が伝えてくれた情報を整理し、
『つまり、〇〇ということですね?』
相手の話していることを一言で要約できる。
以前読んだ東大読書にも、要約=理解しているという内容が記載されていた。
情報を整理し、相手が話したいことを要約し、それを伝えることができて初めて、『ちゃんと』話を聞くことが成立する。
③いかなる時も冷静であれ。
賢い人ほど、自分が感情的になることが、
どれだけの損失になるか理解している。
もちろん賢い人も感情的になることはあるが、感情をコントロールする術を身につけているのだ。
【アンガーマネジメント】
人間の強い怒りも、6秒間やり過ごせば、ピークも過ぎさっていく。
賢い人はすぐに口を開かず、自分の発言で相手がどう反応するかいくつかのシナリオを立てることで、怒りを抑えている。
シナリオを考えることで、最適解を見出すと共に、自分の感情をコントロール時間を作っている。
④相手の求めている結論を考えろ。
会社を休む連絡を入れる時をイメージして欲しい。
『いま体調が悪くて、実は昨日から微熱があって、病院に行ってきます。会社はお休みします。』
というように、伝えるべき結論は『会社を休む』ということなのに、上の文では、結論が最後になっている。
結論=相手が最も聞きたいであろう話
この場合は、『会社を休みます。理由は〜』で話すことが最適解。
話の組み立て方には、PREP法というものがあるが、常に結論は何か?を話す前に考えることが、賢い人が日常的に行なっていることである。
⑤事実・感想・意見を区別しろ
事実=証明可能な客観的な事実
昨日、京都では大雪が降った。
感想=証明のできない主観的な事柄
寒がりの人は京都よりも大阪に住んだ方が良い。
意見=主観的な感想+客観的な事実を持ち合わせたもの。
大阪に5年、京都に5年住んだことがあるが、寒がりの人は大阪に住むべきだ。
というように、相手が何を求めているかで、この3つを区別して話す必要がある。
事実を求められているときは、意見を言わない。
意見を事実のように言わない。
賢い人は、この選択が圧倒的に的確で早い。
以上のように、話す前の準備によって、その人が賢いのかを相手から判断されるようになる。
何気ない日常的な会話も、ただ話すだけではなく、相手が何を求めているか?を徹底的な考え、その準備を怠らない人こそ、
賢い人である。
私もまだまだトレーニングが必要そうだ、、。
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