BLS、ACLSって必要??
こんにちは、まっしゅです。
この記事を読んでくださっている方は、向上心に満ち溢れている方だと思います。(恐らく)
外部に、わざわざ、高額な費用を投じ、休みの日を使って、講習を受けようか迷っているのだから、迷ってるその時点で素晴らしいです。
本題に入りますが、
BLS、ACLSはいるの?というのは、私も思っていた事です。
BLSで約2万円、
ACLSともなれば、教材費を含めて約4万円です。
美味しいコース料理を2〜3周できちゃいます。
そんな費用を投じるのですから、当然、
“費用に見合うだけの価値があるのか”
気になりますよね。
実際、BLS、ACLS、PEARS、ICLSを受講し、
私自身が、「価値があったな」「費用対効果が高かったな」と思う順にランキングをつけましたので、参考程度に見ていただければと思います。
こんな感じです。
「おいおい、ICLSってなんやねん」
「BLSとACLSのことが聞きたいんだけど」
という声が聞こえてきますが、少し話を聞いてください
このランキングにはちゃんと理由があります。
その理由を後述していきますので、参考程度に読んでいただければと思います。
BLSは受講する必要はないです(キッパリ)
理由は、ACLSやICLSといったコースの中で、BLSの手技は一通り実施するからです。
手技はコース内で問題なく取得できます。
ACLSに限っては、AHAのBLS認定までもらえます。
BLSバッチや、認定書が欲しいのであれば話は別ですが、個別でBLSを受講するのは時間とお金が勿体無いです。
認知度はかなり低いですが、
受ける価値は大いにあります。
PEARSで調べると最初に出てくるのは、
“小児救急”の文字です。
「いや、私、小児は看ないし興味ない」
と思ったそこの人!!ちょっと待ってください!
PEARSは、コース内で取り扱う事例こそ小児ですが、内容自体は小児に限った話ではありません。
実際、PEARSでの学びが、急変察知に一役買った場面も多々ありました。
PEARSの内容は何かというと、
“急変察知”です。
危ない呼吸を見分ける知識をつけ、
実際の小児の呼吸やバイタルを観察し、
グループ内でディスカッションをする。
そんなコースになっています。
コースが終わる頃には、受け持ち患者の呼吸を観察するのが非常に楽しくなります!(私はなりました!)
人体の生命活動が破綻すると、1番最初にキャッチできる異変が、呼吸異常です。
この呼吸異常が分かるだけで、状態変化のリスクに気づけるようになるのは言わずもがなです。
少々値が張りますが、ランキング上位の資格を取得後、時間とお金に余裕があったら、是非取得することをお勧めします。
ACLSは、急変対応の知識や、蘇生時に使用する薬理学、チームダイナミクス等を座学や演習を通して学びます。
演習では、心臓イベントや脳卒中など、様々な状況を想定し、チームで急変対応にあたります。急変対応は、誰でも緊張するものです。
最初はめちゃめちゃ手が震えます。ですが、場数をこなすことで、頭より先に体が動くようになってきます。
様々なシナリオの中で、場数をこなすことができるのが、ACLSの演習です。
ハイレベルな講師にアドバイスをもらいながら、何回も演習ができる場面はそう多くありません。
演習の中では自分がリーダー(医師)になり、除細動器の指示や薬の指示を出す場面もあるため、急変対応のアルゴリズムや、体系的アプローチをより深く理解することができます。
受講には事前学習が必要だったり、教材費や受講料がが高かったり、大体2日間必要だったりと、ハードルは高いですが、受ける価値は大きいと思います。
ICLS、、
初めて聞く方も多いのではないでしょうか?
ICLSとは、日本救急医学会が主催のコースで、
“心肺停止に対しての最初の10分間の適切なチーム蘇生を習得する”
という目標を掲げています。
簡単に言えば、
ACLSコース内の、
急変対応にフォーカスしたコースです。
BLSの基本的手技、DC操作、気道管理を学び、
その後に、DC適応の4つの波形を中心に演習を行います
自身がリーダー(医師)となって
指示を出すのはACLSと同じであり、
急変対応の演習だけでみれば、ACLSと遜色ありません
それに、お弁当までついて、4000円です。
(開催施設によりますが、、、)
正直、破格です。
ICLSのインストラクターをしてて思いますが、
コスパ最強のコースだと思います。
ただ、開催している場所が少ないのがネックです。
興味がありましたら、
是非、探して参加してみてください!!
話が逸れに逸れてしまい申し訳ありませんでした。
この記事を読んでいただいた方の参考になれたら幸いです。
最後までありがとうございました。
次は、
“急変に気付ける!バイタルサインのアセスメント”
を紹介します
まっしゅでした。