アラサーにしてピアス穴を5個開けた話

古くは魔除のアイテムとして、現代はオシャレの必須アイテムとして広く親しまれているピアス。

昔から憧れはあったものの"立ち耳"という正面から見た時に耳の全体が見える状態にあり、さらにそれが左耳のみであったためバランスが悪く長年のコンプレックスで耳を出すのが嫌だった。その為写真は耳を隠しているものが多くイヤリング等を積極的に買うようになったのもここ1.2年くらいの話である。

結論から言うと、ピアス穴を開けたのは完全にノリと勢いだ。ちなみに言っておくと、全て14Gのニードルで開けて同ゲージのピアスを通している。16Gだと接続は楽だけど出血が多いのと、14Gのファッションピアスをつける予定があるため全て統一した。

現在の私は病気療養中であり休職中の身であるためタイミング的に今しかないと思ったのだ

私の職場は飲食店のため、おそらくファッションピアスはNGで透明ピアスでギリギリ、穴が開いているだけならお咎め無しという感じで、いいともダメとも言われていないので正直微妙ではあるが、わざわざ自分から怒られにいくような真似はしない方が賢明だ。というか、そうなったら店長よりもお局がうるさいし笑笑



で!そのピアスについてだが、事前学習もないままに勢いだけで開けて、その後で質問サイトにて「腫れました」「これは膿んでますか?」等の質問の多いこと多いこと。もし私がそのような質問を目にしたとしても医者じゃないから無責任に「大丈夫ですよ」等のコメントはしないし「病院に行け」としか言えないのが正直なところである。

まず、初めて穴を開けてピアスをつけるなら、ある意味その部分は怪我の状態となり身体の修復作用により多少の腫れや浸出液は出現する。出血もするし痛みもある。私の経験上ロブであれば1週間で治まっていき、2週間目にはほとんど無痛となった。

しかし、ヘリックス(軟骨)は違う。やはり骨というだけあって今はまだ骨折の状態にあり、1.5倍程に腫れ、黄色い浸出液も出るし髪の毛が引っかかったりしたら激痛だ。おそらく、皆ここで怖くなって何らかの菌に感染してしまったと質問サイトに集まるのだろう。

そもそも浸出液とは血漿という血液の元であり、傷口に蓋をして菌の侵入を防いだり、新しく皮膚を再生させたりする働きがある。色は無色透明~薄めの黄色であれば問題は無く、気になるからと言って無理に剥がそうとせずお風呂でふやかしてから取るか、出来るならそのままでいい。

一方で、感染の可能性があるのは、ピアスホールから濁りがあってドロっとした液が出てきた時。そして、痛みがあるとき。

目安としては、無色透明な浸出液と痛み=怪我の痛みと身体の修復作用

白っぽく濁った液と痛み=化膿している

と考えた方がいい

不安ならおとなしく病院に行くことを勧めるけどね笑笑


まあ、結局何が言いたいかって言うと、殆どの場合、腫れや浸出液は身体の修復作用であり大きな問題はないって事。ケアは入浴の際に石鹸を泡立ててピアスを優しく包むようにしてしばらく放置した後に洗い流せばいいし、むしろ軟膏を塗りまくったり消毒したりするのは逆効果。マキロンなんかの殺菌作用が強いものは雑菌もやっつけるけど、傷を治そうとする組織まで攻撃するらしく、却って安定が遅くなるため、オススメはしない。

いくら自分の身体の事とはいえ、最低限の知識は身につけておいたほうがいいし、腫れや痛み、症状は千差万別なのだから、いつ来るかわからない回答を待つよりも、繰り返しになるけれど不安なら一刻も早く病院に行くべきだと思う。それに、素人の回答を鵜呑みにするのは些か危険だしね。

それでは皆様、良きピアスライフを

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