今週の#FBF:「PARABOLICA_AOKI takamasa」2006
#FBF =Flashback Friday
:過去の出来事などの思い出を金曜日にアップロードするハッシュタグ。
今週は・・・・
「PARABOLICA_AOKI takamasa」というアルバムについての思い出です。
エレクトロニックミュージックというものが好きで、そのころは、テクノやハウスをよく聞いていた。2003年ごろ、当時、YMOのメンバーである、細野晴臣氏と高橋幸宏氏による、Human Audio Spongeが登場し、エレクトロニカに興味を持つようになってきていた。
何のきっかけで彼をしったのか???あまり覚えていないが、おそらく、ソナーか何かの映像だっただろうか?
AOKI_takamasa氏のエレクトロニカは、横揺れを感じる。テクノの要素は多くつまっているのであるが、R&B、hiphopを飲み込んだエレクトロニカで非常に有機的だ。これまでの、テクノやハウスにも言えるとおもうが、さまざまなジャンルの音楽を、音楽自体が吸収し、分裂していくことは、ごく自然な流れで、彼の音楽であるエレクトロニカも、生きた細胞のように広がっているのだと感じる。
そして、2006年に発売された「PARABOLICA」というアルバム。AOKI氏が好きだというF1のコースに名付けられたカーブの名称が各楽曲のタイトルとなっている。ちなみに、このアルバムタイトル名にもなっている「パラボリカ」は、イタリア、モンツァサーキットにあるカーブの名前だ。
アルバムを通して、心地よいノイズがビートに絡まっている。なぜノイズが心地よく聞こえるのか?聞いた瞬間、自分の頭の回路が何か切り替わったことを覚えている。考えそのものが変わったのかもしれない。
自分にとっては、エレクトロニカというジャンルを掘り始めたきっかけを作ってくれた作品だ。