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自己破産、法務事務所にいってきました

【2021.10.24追記】
法務事務所 → 司法書士
法律事務所 → 弁護士

【2021.8.9追記】
当該記事に書いた法務事務所と支払った費用の件で揉め解約しました。

解約前にトラブルについて別の法律事務所に相談し改めて契約。その直後に解約したため金融会社からの催促等はありませんでした。

破産の手続きについては新法律事務所で続きからして頂けることになりました。

しかし旧法務事務所に払った費用はほんの一部しか返ってこず、結果費用が余計に掛かることになりました。

この記事を見て、法テラスの要件を満たさないため直接法律事務所、法務事務所に依頼を検討されている方には是非とも事前に比較をする事をオススメいたします。

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当たり前のことですがGoogleの星の数だけで判断、依頼するのは危険です。

星の数は多いのに、良くない口コミが多いところは要注意。

依頼時、借金で精神的に追い詰められまともな精神状態では無かったとはいえ、安易に依頼したことを後悔しています。

(↓以下、本文↓)

Twitterでは報告済みですが、自己破産費用の支払いが終わりましたので、去る2021年6月22日、法務事務所に行ってきました。その時の出来事をまとめました。

準備を求められた書類

①お住まいの賃貸借契約書
②通帳(お持ちのものすべて)
③保険証券(契約があれば)
④源泉徴収票(過去2年分)
⑤給与明細書(直近1ヶ月分)
⑥不動産売却時の書類(お持ちの方のみ)
⑦認印
⑧車検証(お持ちの方のみ)

でした。私は⑥、⑧は非該当のため準備不要。

準備にあたり質問したことと回答

②について

1.オンライン化で通帳のない銀行があります

取引明細のスクリーンショットや印刷でOK。

2.明細は何年分用意が必要か。

相談2年前~直近まで。

私は2020年6月18に相談したので、2018年6月~直近までを用意しました。

3.転居前に地元で使用しており現在は全く取引がない口座があります。通帳もオンライン明細もありません、どうすればよいか。

入出金をして取引がなかったことを証明するか、解約。居住地には支店がないため地元に戻り解約しました。

④について

源泉徴収は過去1年しか準備できない。

1年でOK。

いざ、法務事務所へ

必要書類を渡します。

①、③はコピーを取った後返却されました。

用意した書類の問題点、不備

1.銀行のうち、楽天銀行について

ご存じの方も多いと思いますが、楽天銀行から公営競技に入金するとポイントがたまりステージアップ、最高ランクであるスーパーVIPまであげると下記表のようにお得なのです。投票はしなくてもOK。

ランクを上げるため、競馬だけではなく、ボート、オートにも毎日毎日入金、出金を繰り返していました。おかげで過去2年の入出金明細は膨大な量に。大量の100~1000円の公営競技への入出金の繰り返し。確実に裁判所に指摘されるとのこと。ランクアップのためと理由は説明したのですが、ちょっと心配です。

※因みにこの技は昨年12月に下記表のとおり条件が改悪(?)され、毎日入出金しても意味がない模様。

2.母が管理している私名義の口座について

残高は6万円ほどなのですが母が私名義の口座を持っており、どうやら私に掛けている保険の保険料支払いに使用しているようなのです。破産申立時には直近までの口座情報が必要のため、裁判所には母管理と事情を説明するが申立時に、最新の通帳のコピーが必要かもしれないそうです。そうなるとまた帰省する必要があります。

3.保険について

私が入っている保険はすべて解約返戻金がないのですが、保険証券や契約内容明細に「解約返戻金無し」の記載がないので、解約返戻金が無い旨が記載された書面の準備が必要になりました。これは保険会社に連絡すると発行してもらえるはずなので、早急に連絡してくださいと指示がありました。

【2021.7.6追記】
母が管理している私名義の保険のうち一つに解約返戻金があることが発覚しました。
現時点で解約すると返戻金は25万円。

解約返戻金が20万円以上だと管財事件に移行する可能性があるため、契約者貸付を利用して解約返戻金を20万円以下に出来ないか、とのこと。

現在確認中です。

【2021.8.9追記】
契約者貸付不可、契約変更で解約返戻金を減らすこともできなかった為、保険を解約しました。


法律事務所で聴取されたこと

1.現在使用している口座、解約済みの直近まで使用していた口座は何の目的で使用している、していたのか。

ギャンブルも含めすべて正直に答えました。

2.ギャンブルを始めた経緯

10年以上前に付き合っていた元彼がギャンブルをしていた影響なのですが、事細かに聞かれました。

借金〜自己破産に至った経緯

はじまりは生活費の為。返済が始まると更に不足し始め、借金を繰り返す。それを補うためギャンプルで増やそうとするも状況は悪化。借金を繰り返し自己破産に至った。

4.免責不許可事由に該当することはしていないか。

正直に生活費、浪費、酒、ギャンブルと回答しましたが酒については、ホストやキャバクラなどで1回につき2万円を超える飲食のことを指すようで、私が近所のバーや居酒屋に行ったり、自宅でハイボールやレモンチューハイを毎日2~4本飲むのは「酒」には該当しないようです。浪費も然り。

競馬は明細にしっかりと記録が残っているため、指摘されました。

5.過去7年の職歴

派遣社員と契約社員、無職を繰り返しており、副業も複数していたので思い出すのが大変でした。

6.金融機関から返済できないと分かっていてお金を借りて、親族や知人の返済に充てる、優先するなどの行為はしていないか。

個人間の借金は3年前に返済を終えており、その頃はまだ支払い不能には陥っていなかったことを伝えました。問題ないとのこと。

7.クレジットカードで商品を購入し、売って現金得ていないか。

転売、現金化のことですね。知ってはいましたが、していません。

8.詐欺、横領などの犯罪行為で金銭を得ていないか。

していません。

9.10万円を超える財産はないか。

カメラのレンズが購入時10万2000円だったことを申告。2年前購入の冷蔵庫(購入時15万円)も申告しましたが、生活家電のため問題なし。

10.申告以外で他に収入を得る予定はあるか。

無し。

11.入院や高額の医療費が掛かる病気をしていないか

無し。

ひとまずは以上です。他に聞かれたことがあったと思いますが今思い出せるのはこれぐらいでしょうか。あれば追記します。

今後の用意するもの

1.保険の解約返戻金が明記された書類の準備(用意出来次第早急に提出)

2.作文(反省文)作成(出来次第早急に提出)

借金~自己破産に至った経緯を時系列に作文にして、最後に反省している旨の作文作成です。例文をもらったのですが見ていると、初めて借金した時期、経緯、借入額、返済額、収入、支出、を詳細に書く必要があり、別で借金をしたらその理由、借入額、返済額、収入、支出・・・と繰り返して書くようです。黒歴史を振り返るのは辛いですが、自分が蒔いた種。しっかり書かせていただきます。担当の方も添削などをして手伝ってくれるそうなので助かります。

3.家計簿(7月からスタート)

文字通り家計簿です。

金額を1円単位で合わせる必要がある部分と、そうではない部分で別れていました。

1円単位で合わせる必要があるのは、収入、住居費、水道光熱費、電話代(携帯ネット含む)、任意保険料

最終的に帳尻は合わないといけませんが、それ以外は大体で大丈夫のようです。レシートが出ない店で毎回領収書を貰わないといけないのか気になっていたので良かったです。でもしっかり管理するよう努力します。

美容院や飲食も高額でなければ比較的自由に行けるようです。私もアラフォーになり白髪が増えてきて毎月美容院に5000円程使う事を相談しましたが、その程度なら浪費にならないとの回答でホッとしました。

しかし家電製品などを買うときは注意するようご指示が。10万円超の買い物はNG、超えなくても2万円を超えるような買い物をするときは必ず相談、仕事で使うなど特別な事情があったとしても必ず相談するようにと言われました。因みに、よほどの事情があったとしても10万円超の買い物は裁判所から許可がほぼ出ないと言っていました。

4.生活を証明する書類(家計簿期間分)

書類といってもこのご時世、オンライン化されているものはスクリーンショットでOKなものも多いです。

収入証明(給料明細)

水道光熱費領収書(銀行振替スクショでOK)

通信費領収書(銀行振替スクショでOK)

預金通帳(オンライン取引明細のスクショでOK)

5.年金滞納を示す書類の準備

実は無職だった時に2か月分払えていない年金(免除の申請をしたのに、ずっと請求がくる)があるので、その滞納していることを示す書類または、免除申請をした書類を用意するよう言われました。


禁止事項

1.PayPay等のキャッシュレス系、ケータイ払い、デビットカードの使用禁止

これは非常に痛いです。今はケータイ払いは音楽を月1~2曲買うぐらいにしか使っていませんが、アマプラやHulu、ニンテンドースイッチオンライン、Microsoft365の会費、月一で届く薬の支払いを全部デビットカード払いにしていました。デビットは口座の取引明細にも詳細が記載されず、裁判所からクレジットカード使用を疑われる可能性が高いため、終わるまでは使用禁止してほしいとのこと。PayPay等も同理由。ただし、LINEモバイルだけは支払い方法がクレジットカードかLINEpayのため、明細にLINEモバイルと明記されることもあり、LINEpayへの入金だけは認められました。

現在残っているPayPayの残高は使って構わないと聞いたので、家計簿前にチャージして使うのはダメか聞くと、今その発言を聞いてしまったのでダメです、と言われてしまいました。後から発覚、疑われて苦しい立場になるのは黒酢さんですよと。ここは大人しくすることにしました。

下表は口座の取引明細。赤枠の表記が疑われるのでしょう。

下表はデビットカードの使用明細。付け合わせるとHulu会費と分かりそうですが、そういう問題ではないのでしょうね。それにこの明細だけ見て、デビットカード明細と証明は出来ません。

LINEPayの明細。LINEモバイルの支払にしか使っていません。

2.持ち物を売って現金を得ること。

3.ギャンブル。

4.ゲーム課金

2,3、4に関しては当たり前ですね。


順調に書類が揃い、家計簿期間の7月、8月を乗り越え最短で9月末に破産申し立てとなる予定です。

【2021.10.24】
弁護士へ依頼し直しのため、申立予定が11月になりました。家計簿は9月10月です。

以上が今回の法務事務所訪問記(?)です。

そしてもう過ちは繰り返さないです。受任通知を出してもらって返済、督促がストップし破産費用を払い続けたこの1年、たくさん働いたこともあり、金銭面に関しては本当に平和で安心した生活を送ることが出来ました。

人それぞれ事情があると思いますので、そのそれぞれの人生に口出しする気は全くありませんが、借金で少しでも苦しい、ヤバいと感じたら闇金等の妙な金策に手を出す前に法に頼るのもひとつの方法だと感じました。

長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございます。

動きがありましたら、追記または新しい記事を作成いたします。

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