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妊活入門編〜採卵までの道のり〜
いよいよ始まりの始まりの前に、
30歳を過ぎてから負けっぱなしの生理痛の襲撃にて
1年ほど前から「ヤーズ」というピルを毎日飲んでいたが、
まずこれを辞める所からスタートだ。
(ピルの素晴らしさはまたどこかの機会で)
家が最寄りとは言え、
簡単に聖路加様に凸る事は天下が許していないようで、
元々住んでいた街でピルを処方してもらっていた病院で
奇跡的に院長が聖路加26年勤務のベテランで、
紹介状を書いてもらい、2021年6月末に初めて玄関を叩いた。
当たり前のように、
そこではピルの飲用中止を言い渡され、
きちんとガツンとちゃんとした月経が来ないと
ホルモン検査ができないということで、
8月頃の再来院を言い渡され、
その間滑舌巨人Kと不妊治療の講習を受けることに。
夜間に開催してくれるあたり、
2時間ほど様々な不妊の種類や状態
それぞれしないといけない事、
費用面とスケジュールを詳しく説明してくれて、
一人で受けていた方もいたが、
これは確実に相方と来るべきだとこの時実感。
横で高校生の授業の如く一生懸命メモる巨人を
とても愛おしく思ったのはあえて言おう。
ここからの道のりは、
決して一人では歩けないのだ。
相方の理解と協力が絶対的に必要なのだ。
一般的な原因不明な不妊は、
ここからタイミング療法などステップを踏んでいくのだが、
私の場合卵管が両方永年迷子状態なので、
「体外受精」それがダメなら「顕微受精」
という狙い撃ち戦法で攻めるため、
これからの記録はあくまでも
最初から「体外受精」にチャレンジしている35歳の記録とする。
LONG TIME NO SEE状態のちゃんとした生理は、
とても表現し難い苦痛とともに、
治療の第一歩の幕開けだという
不思議な高揚感とともに、
気づけば時は2021年8月に突入。
早くしないと36歳になってしまう。
実はこの時密かに「35歳の内に計画」を立てていた。
8月第1週までにそれぞれ
・私のホルモン検査(採血による検査)
・巨人Kの精子検査
を提出する必要があり、私の場合は病院に行って、
ただ血をいくらか取られるだけでいいのだが、
巨人Kの場合は、自宅で採取のち、
2時間以内に病院への輸送が厳守とのこと。
コロナのせいか病院の採精室が利用できなく、
これ家が遠い人はなかなか苦痛なのではないかと
他人の心配を案じた記憶をよそに
本当に徒歩圏内で行ける所に引っ越して良かったを痛感する瞬間でもあった。
1週間経過すると、
結果をまとめて聞くために病院に召喚される。
(これまで4回ほど病院に来ているが、基本的に受診時間は病院の言いなりである。融通は効かない感じだな)
巨人Kは仕事のため、この日は一人で赴く。
緊張しながら数値が羅列した紙を渡され、
どこも赤い部分がなかったので
おそらく大丈夫だろうと。
(赤ペンが入る場合は、ここで治療が織込まれて、採卵が遠のくイメージ)
「良かったですね。問題ないです」
「次のステップへ進みましょう」
この二言でとても安堵し、
ようやく一歩前進だと記憶したのを思い出す。
このような検査をしている間も生理様はやってくるので、
仮にステップクリアとなっても、
基本的には生理様の周期で動かないといけないため、
次回の月経初日に病院に連絡するようにと。
そしてこの間に私はもし仮に妊娠したらできないであろう、
ウェディングフォト、抜歯、ジムの解約などを済ませる。
いよいよ次回舐めてかかり、出鼻を挫かれた採卵周期へ突入の巻。