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クラウドSIMに変えてみた率直な感想

まずは率直な感想から

クラウドSIMに変えてみた率直な感想ですが、「NEXT mobile」から「THE WiFi」に変えたところ、以下のように感じました。

・速度は個人的には許容範囲(約9Mbps)
※詳細は以下 ↓

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※WEBページの閲覧がメインなので、この速度なら問題なし
※動画も画質が高くない分には十分に閲覧可能

・ただし、時々WEBページの読み込みが若干遅いと感じることもあり
※そんな場合でも、少し待っていればページは表示される

しかし、多くのユーザーにとって、通信速度が10Mbpsだと「遅い!」と感じてしまうのではないでしょうか。

そのため、速度を重視するユーザーにはクラウドSIMのWi-Fiはおすすめできません。

クラウドSIMに乗り換えた経緯

私がクラウドSIM「THE WiFi」を導入した理由について説明します。

自宅のネット環境、本当であれば光回線を入れたいところなのですが、我が家は田舎過ぎて光回線は圏外。ならばWi-FiでWiMAXを使いたいと考えたものの、それすら圏外。

ということで、自宅のネット環境はこれまで物理SIMのポケットWi-Fi、「NEXT mobile」を使用していましたが、データ量は1か月30GBが上限でした。

もっとも、私の場合は動画をさほど見ないため、1か月あたりで使用したデータ量の平均はこれまで15GB程度であり、ある程度余裕のある状態で使っていました。

最近では、クラウドSIMという、ドコモ、au、ソフトバンクの3種類の電波を自動的に選ぶことができ、なおかつデータ量無制限で利用できるポケットWi-Fiがあることを知りました。

これまで、1か月あたりのデータ量が制限されていた身としては、データ量が無制限で利用できることは魅力でしかありません。しかも、3種類の電波を自動的に選ぶことができれば、1社の電波が障害に見舞われても他社の電波を利用できるため、リスクヘッジになりそうです。

というわけで、クラウドSIMに乗り換えることにしたのですが、クラウドSIM自体の種類はたくさんあります。しかし、各社のホームページを見に行くと、あちらこちらで新規受付申し込みが停止中となっています。

ちなみに、私は申し込みが可能でWi-Fiが早めに出荷される「THE Wifi」を申し込みました。

申し込みをしたのは8月15日(土)。THE WiFiの商品出荷スケジュールは以下のように書いてありました。

・平日、土曜日正午までにお申し込みいただいた場合はお申し込み当日にご登録住所宛に発送いたします。
・平日、土曜日の午後もしくは日曜祝日にお申し込みいただいた場合はお申し込み日の翌平日にご登録住所宛に発送いたします。
(引用:「THE WiFi」の通信速度低下及び商品出荷遅延に関する重要なお知らせ 2020年7月22日 第三次報告)

8月15日(土)の午前中に申し込んだところ、15日中に発送されたようで、予定通り16日(日)にWi-Fiが到着。他社が申し込みを停止している中で、The WiFiからは、やる気を感じました。

*****

冒頭部分の繰り返しとなりますが、クラウドSIMのWi-Fiを使ってみた個人的な感想です。

・速度は個人的には許容範囲(約9Mbps)
※詳細は以下 ↓

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※WEBページの閲覧がメインなので、この速度なら問題なし
※動画も画質が高くない分には十分に閲覧可能

・ただし、時々WEBページの読み込みが若干遅いと感じることもあり
※少し待っていればページは表示される

しかし、多くのユーザーにとって、通信速度が10Mbpsだけだと「遅い!」と感じてしまうのではないでしょうか。

そのため、速度を重視するユーザーにはクラウドSIMのWi-Fiはおすすめできません。

新規受付停止が続出するクラウドSIM 利用者急増が原因か

クラウドSIMは新規受付を停止している会社が多いのですが、なぜそんなことになっているのか、ということが知りたくていろいろ調べてみました。

その理由としては、新型コロナウイルスの感染拡大でリモートワークが増加し、利用者が増加していることが関係しているようです。

それによって、
→利用者+データ使用量が増加
→そもそもクラウドSIMで使用しているSIMカードは有限
→なので無制限利用には無理がある
(利用者が増えれば増えるほど無理に)
→通信速度低下、接続すらできない場合も
→利用者から不満続出
→新規受付の停止
という流れになっているようでした。

にもかかわらず、なぜクラウドSIMは「データ使用量無制限」をうたっているのか不思議でなりません。

もしかすると、クラウドSIMの利用者が大幅に増加しなければ、データは十分に使えたのかもしれませんが、一部の利用者が大量にデータを利用しているケースもあるようです。

以下は、限界突破Wi-Fiのサービスを提供するX-mobileが発表したものです。

2020年3月6日より、限界突破Wi-Fiは下記案内に該当する一部のお客様による不正な超大容量データ通信が継続的に行われた事(1ユーザー月間4.4TB利用等)によって、メーカーの通信サーバーが著しく不安定になり不具合が断続的に発生致しました。そのため、通常にご利用いただいているお客様に対しても影響が生じております。
(引用:X-Mobile プレスリリース
.本来ご報告したかった内容の2020年3月13日付 第一報)

1か月に4.4TBもどうやってデータを使用するんだか、と首をかしげてしまいそうですが、「データ使用量無制限」とうたっている以上、データを無制限に使用できないことの方がおかしい、ということになります。

対策として、X-mobileでは「思いやり工夫」と称し、データの使用を以下の通りとしています。

1日あたり
・5GBまで:高速データ利用 (4G LTE)
・5GB~10GB:快適なデータ利用 (下り 4Mbps / 上り 1.0Mbps)
・10GB以上:128KBps
(限界突破Wi-Fi HPより)

下手に「無制限利用可能」とうたうよりも、1日あたりの利用を制限する方が、ユーザーの立場としては親切に感じます。

ただし、2020年8月時点では、限界突破Wi-Fiの新規受付の申し込みは停止中となっているのが残念です。

どんなときもWifiは10月末で無制限プランの提供終了

新規受付停止中となっているクラウドSIMが多い中、どんなときもWifiは10月31日をもって無制限プランの提供を終了することになりました。

これにより、どんなときもWifiのユーザーは運営会社が提案する代替プランに変更するか、解約の場合は契約解除料無料にすることとしています。

詳細は以下から ↓
GOOD LUCK 無制限プラン終了と代替プランについて

どんなときもWifiでは2月から断続的に通信障害が発生する状況が続いていましたが、障害の改善が見られなかったこともあり、6月19日付けで総務省からの行政指導を受けることとなります。

7月16日に「再発防止措置報告」を提出したものの、今度も安定的なサービスの提供が見込めないこと、事業の採算性が見込めないことから、無制限プランの提供終了に至った形です。

詳細は以下から ↓
総務省による行政指導に対する再発防止措置報告のお知らせ

インターネット環境は日常的に使用されているインフラであり、それが使えない状況に陥ることは今の時代あり得ないことです。

ネット環境の安定供給ができないと判断したのであれば、どんなときもWifiの運営会社である株式会社グッドラックの判断は真っ当なものといえるでしょう。

まとめ

クラウドSIMで無制限利用を可能にすると、あり得ない量のデータを使用できてしまいます。そのため、多くのユーザーが快適に利用できるようにするためにも、今後、クラウドSIMはデータの使用量を制限する方向へとシフトするのではないかと読んでいます。

ただ、1日5GBを高速で利用できれば、1か月あたりのデータ使用量は150GBとなるため、個人的に使用する分には十分なデータ量といえるのではないでしょうか。

クラウドSIMでは、ネットのデータ使用量無制限を前面に出すのではなく、個人的な使用でお得に感じるデータ量(例えば、1日5GBまで高速利用可)を前面に出す方が、利用者としては親切に感じられます。


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はるぞらの令和観察
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