新型コロナに対する男女差 女性ほど強い警戒心
新型コロナに対する男女差について、興味深い記事を見つけました。以下は産経新聞からの引用です。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で(中略)新型コロナウイルスの感染拡大が収束に向かうか尋ねたところ、「思う」との回答が47.4%で、「思わない」の41.4%を上回った。(中略)「感染拡大が収束に向かうと思う」との回答は、男性10・20代の63.4%が最多だった一方、女性10・20代は24.1%にとどまり、若年層の男女間で意見が分かれた。
(引用:産経新聞 2020年5月11日付)
男性である私は「女性ほど新型コロナに対する警戒心が強い感じがするなぁ」と薄々感じてはいましたが、調査結果を数字でみてみると、女性ほど新型コロナに対する警戒心が強いことは間違いなかったようです。
女性ほど新型コロナを警戒する理由としては、セロトニンの分泌量が関係していると考えられます。
セロトニンとは三大神経伝達物質の一つで精神が安定化する作用があることから「しあわせホルモン」とも呼ばれています。
体内でセロトニンがつくられる量は女性よりも男性の方が多く、男性は女性の1.5倍のセロトニンがつくられます。
つまり、男性は不安に対して強い性質を持っており、女性は不安な気持ちになりやすいといえます。
女性が新型コロナに対して不安を感じてしまう理由は、身を守ろうとする女性ならではの本能なのかもしれません。子供を産み、育てるのは女性である母親の役割ですが「守る」という本能があるからこそ、未知のウイルスである新型コロナに対して警戒するように思えました。
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なお、男性である私は、個人的に新型コロナの今後を予想してみましたが、おそらく収束傾向に向かうのではないかと考えています。なぜなら、中国や韓国などでは感染が始まってから3か月ほど経過した時点で感染ペースが収まったためです。
日本では1月後半から感染者が出始めたものの、2月の増加は比較的ゆるやかでした。しかし、3月の後半から感染者数が増加し始め、4月は中旬を中心として特に感染者数が増えていきました。
しかし、5月に入ると感染者数の増加は抑えられた形となっています。これは、4月中の感染拡大防止策が功を奏したと言えそうです。
感染者数の伸びが抑えられたからと手放しに喜んでいると、再び感染が拡大する可能性がありますが、三密を避けたり、マスク着用を徹底したり、手洗いを確実に行ったりと、十分な対策を講じている分には感染の拡大はさほどひどくならないのではないかと考えています。
上記の予想は、見方によってはずいぶん楽観的に感じるかもしれませんが、PCR検査の陽性者数のグラフを見てみると、明らかに下落傾向なのです。
参考:東洋経済ONLINE 新型コロナウイルス 国内感染の状況
感染者数の変化をグラフに表すと、一時期はあっという間に増加しますが、あるタイミングを機に減少に転じ、しかもあっという間に少なくなってしまいます。
グラフの形としては山型になりますが、グラフで見ると、今の時点は山を下っている状態なので、今後は大きく伸びないのではないかと予想しています。
私の意見は、男性ならではの楽観的な意見になってしまいましたが、グラフの形を根拠に考えているので、十分な対策さえしていれば心配しすぎる必要はないと考えます。
もちろん、十分な対策を行うことは大前提です。新型コロナを不安がる必要がない時代が訪れることを心から待ち望んでいます。