今年は猛暑
先日、「今年は冷夏?」という記事を書きました。7月は梅雨が長引き、気温がなかなか上がらなかったこと、さらに、以下のツイートを見て「今年は冷夏になるかも」と感じました。
しかし、7月末から8月始めにかけて、東北北部を除き梅雨明けの発表があってからは夏らしい暑さがやってきました。7月の時点で弱々しかった太平洋高気圧は8月に入るとパワーアップ。
例年だと、太平洋高気圧の中心は日本の南、小笠原諸島付近にあることが多いのですが、今年は西へ西へと張り出し、18日午後12時の時点では九州の西の海上にまで移動しています。
※天気図は気象庁HPより
結果として、今年は冷夏にはならず、東日本、西日本を中心とした猛暑に見舞われることになりました。
気象庁は7月22日に3か月予報を発表しましたが、気象庁は「北日本・東日本・西日本は平年並みか高め、沖縄と奄美は高め」予想しており、気象庁が予想を当てた形となりました。
参考までに、私個人が7月下旬に予想したのは以下の通りです。
梅雨が長引いたとしても、梅雨が明けた後は一気に夏がやってきて暑い日が続く、というパターンは良くあります。8月に入れば夏真っ盛りだろうなぁ。
(7月22日投稿分 「今年は冷夏?」より)
結果的に「今年は冷夏」という予想ははずれる形となりましたが、冷夏にならないことによって、今年の米不足はなんとか回避できそうです。
民間調査会社の米穀データバンクは8月6日、7月31日時点の2020年産米の収穫予想を発表しましたが、作柄の良しあしを示す作況指数は、全国平均が98の「やや不良」となりました。
参考:米穀データバンク 2020年産米の収穫予想(7月31日現在)
http://www.japan-rice.com/yosou2020.html
8月以降は全国的に高温傾向であるため、米穀データバンクは作況指数が上振れする可能性があるとみていますが、さらなる高温や台風の動向によっては作況指数が変動する可能性も考えられます。
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気象庁は8月15日~9月14日までの1か月予報を発表していますが、この1か月の気温は全国的に平年よりも高いと予想しています。少なくとも今月いっぱいは夏らしい暑い日が続きそうです。