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【stand.fm添削】トークにオリジナリティを出すにはどうするか

本記事は「音声配信をしているけど、自分の話にオリジナリティがあるか自信を持てない…」という方におすすめです。

僕は音声プラットフォーム「Voicy」のパーソナリティです。運営する「はるゆきラジオ」は、フォロワーさんが1万名を超えるチャンネルになっています。

この度、他社音声プラットフォーム「stand.fm」で発信している「なべむらさん」から、放送の添削をしてほしいとご相談をいただきました。


ご相談内容

はるゆきさん。いつもありがとうございます。

私のstand.fm放送の「主張のひねり方」を添削してほしいです。

私は、クレーム対応の視点から発信を行っています。今回、添削をお願いした放送は主張をひねられたと思うのですが、自分自身ではいまいち分かりません。

また、ひねり方として、「一般論を否定する以外の型」のようなものはあるでしょうか。 はるゆきさんが意識していることがあれば教えてください。

<stand.fm放送>

放送内容を要約すると…

  • クレーム対応であいづちは欠かせない

  • あいづちでは「さしすせそ」が有名
    さ:さすがですね。
    し:知らなかったです。
    す:すごいですね。
    せ:センスがいいですね。
    そ:そうなんですか。

  • しかし、実際「そうなんですか」だと会話が続かない

  • あいづちならぬ「そいづち」がおすすめ
    そ:そうだったのですね。
    そ:その後はどうされたのですか。
    そ:それって何々ということですか。

3つのアドバイス

とても丁寧に作られた放送ですね。優しい喋り方が好印象です。

放送の作り方、以前リリースしたnote「音声配信のすべて」を活用されてますね。本当にありがたいことです。

今回のご相談内容は、話が一般論にならないよう「主張をひねりたい」。

つまり、「主張にオリジナリティを出したい」ということだと解釈しました。

オリジナリティを出すために僕が意識しているのは、次の3点です。

① エピソードで語る

例えば、「そうなんですか」と返答したことで失敗したエピソードがあれば話してみましょう。

もしくは、「そいづち」をすることでクレームが収まった成功事例なども良いですね。

エピソードを付け加えて語るだけでオリジナリティが出ます。

② 逆説的思考をする

こんなトークを盛り込むといかがでしょう?


「そうなんですか」というあいづちは会話が続かないリスクがある、というのが私の主張です。

しかし逆説的に考えると、「会話を続かせたくない時には有効」とも考えられます。

例えば、自慢話ばかりする上司がいるとします。

そんな相手に会話を円滑にさせる「そいづち」をすると大変。相手が盛り上がってしまい、いつまで経っても帰れなくなるかも。

そんな相手には「そいづち」を使わず、あえて「そうなんですか」を使う。これぐらいのしたたかさは必要です。

要は、使い分けましょうって話です。


…いかがでしょう。

逆説的な考えを加えると、主張に厚みが生まれ、その厚みがオリジナリティになってきませんか?

③ なぜなぜ分析で考察を深める

なぜなぜ分析をする過程をお話するのもおすすめです。

例えば、こんなトークはいかがでしょう?


あいづちの「さしすせそ」や「そいづち」のお話をしてきましたが、そもそも、なぜクレーム対応であいづちにこだわるのでしょうか?それは、相手が話しやすくなるからです。

なぜ話しやすくすべきなのでしょうか?それは、クレーム対応の場合、相手の気持ちをなだめさせることが大切だからです。

なぜ、クレーマーは喋ることで気持ちが鎮まるのでしょうか?それは、人は喋ることで気持ちが整理されるからです。

なぜ気持ちが整理されるのでしょうか?それは、自分の考えを相手に伝えられて満足するからです。

ということは、クレーマーが怒りを感じる時って、

①気持ちが整理されていないこと
②気持ちを相手に伝えられていないこと

この2点に対し、イライラしているのかもしれません。

よってクレーム対応する際には、

・怒ってる相手の気持ちを一緒に整理すること
・整理された気持ちをしっかり受け止めてると表現すること

これらが解決の糸口になるのではないでしょうか。


…いかがでしょう?なぜなぜ分析して考察を深めると、いっそう重みのある放送になると思います。

まとめ

ポイントは3つです。

① エピソードで語る
② 逆説的思考をする
③ なぜなぜ分析で考察を深める

これらを組み合わせて放送を作ると、自分の話にオリジナリティが生まれてくると思います。ぜひ参考になると嬉しいです!

最後までありがとうございます。
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本noteは「会社員の攻略本」がコンセプトです。次の記事もぜひお楽しみに!

※ Voicyでも解説しています。


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