2025 春吉省吾から お正月特別プレゼント
新年明けましておめでとうございます。
株式会社ノークは今年の9月で41年目を迎えます。
また、平成30年(2018年)5月1日から新たに出版事業に特化させた「ノーク出版」を作り今年で7年目です。
微力ながら、これからも日本人の「あるべき歴史脳」の敷衍のため、全身全霊、全能力をもって発信していきます。
「初音の裏殿」シリーズ
「初音の裏殿」シリーズは、一作毎の書き下ろしの歴史時代小説です。この物語には人間のあらゆる機微、生きる為の戦略戦術が、重層的に書き込まれています。
光格天皇の双子の皇女の一人勧修寺明子と宇良守家十一代当主宇良守省吾とが結ばれて生まれた宇良守金吾。
天皇との血縁、上級公家と下級公家との確執が深まる朝廷、幕府・幕閣、薩摩、萩(長州)をはじめ大藩との駆け引きにも巧みに対処する金吾。さらにこの先、天才金吾は日本浸食を企む欧米列強とも、全智を賭けて戦うことになります。
これまでの箱庭の様な、幕末歴史小説の既成概念を打破し、「冴えた戦略」と「人倫の糾合」を融合させた、宇良守金吾の小気味の良い活躍を読んでいただきたいのです。
江戸幕府が滅亡に追い込まれたのは、開国し不平等条約を結んだことへの反発、庶民を襲った経済の大混乱から反幕府勢力の台頭に幕府が対応できなかったのは事実です。
しかしそれは表層で、幕末日本の混沌の裏には、ロシア、イギリス、フランス、そしてアメリカの覇権抗争があり、幕府と薩長の駆け引きの中で、イギリスをはじめとして彼ら欧米列強は、本国の意向を受けて様々な画策をするのです。勝海舟も坂本龍馬も、西郷隆盛も大久保利通その後の伊藤博文もそのコマの一つに過ぎません。
ここまでの三巻は土台の三巻
宇良守金吾は、第一巻で、琉球に渡航した際に、フランス人宣教師、フォルカードと出会います。数度の面会で、日本国が列強に侵食される危険を本能的に察知したのです。
私、春吉省吾は、これからの日本人には、ロシア文学の重層的な「物語」以上の「物語」が必要だと思っています。それが、「あるべき歴史脳」を正しく作り直す事になると信じています。 この先、体調不良になったらそこでこの物語は未完になりますが、そういう緊張状態の中で、全六巻を完了すべく執筆しています。
現在まで「初音の裏殿」シリーズは、第一巻「怪物生成」、第二巻「破天荒解」、第三巻「深慮遠謀」と上梓しています。
ここまでは、いわば天才宇良守金吾のもと、宇良守藩と強力な団結を誇る様々な軍団や人的協力者の共存体制を構築するための土台の三巻です。
お正月限定特別プレゼント
今回は、弊社ホームページで「初音の裏殿」三巻セットをお求めの方に、「言挙げぞする」(2018年5月12日発刊・定価1980円・ノーク出版)、「29円モヤシの目線で日本の危機と生死観を考え直す。」(2019年7月26日発刊・定価1375円・ノーク出版)の二巻を「お正月限定特別プレゼント」として、先着15名様に御提供いたします。(セール開始は2025年1月4日~15人になるまで)
「歴史時代小説」と「哲理的随筆」という違ったフィールドの双方を理解頂くと、物事を多面的に把握でき、同時に「初音の裏殿シリーズ」の今後の物語の進展に更なる興味を持って頂けると思っています。
我々日本人は、陰でこそこそと批判するだけから、自分の立場を堂々と主張し、行動を起こさなければなりません。我々の生存権が著しく侵され、いまや憔悴寸前の状態に陥っているからです。
そこから恢復するには、いままで薄っぺらな知性をひけらかし、日本を完全に没落させた「進歩的文化人(いや本当は退嬰的野蛮人)〈悪の民主主義・民主主義言論・小室直樹著1987年10月・青春出版社刊〉のいい加減さ」に対抗し、彼らを徹底排除しなければなりません。
そのためには、多面的に「事の本質」を知る事が、緊急に求められます。
2025年1月2日 春吉省吾