博多の名人芸
令和六年六月二十三日、みずほペイペイドームでホークス対マリーンズ戦を観戦した。プロの名に恥じない選手達の名人芸を随所で楽しむことができた。
中盤戦、山川選手の単打に続く近藤選手の一発でホークスがリード。マリーンズは、追い込まれた最終回、ソト選手の逆転スリーランでホークスの勝ちパターンを覆す。両者ともに主軸の名人芸もあって、延長十二回のゲームセットまで我々ファンを一喜一憂させてくれた。
名人芸は帰りの西鉄バスでも披露された。博多駅に向かう臨時送迎バス。運転手さんの車内アナウンスが良かった。停止後の発車の都度、「発車しますのでつり革手すりにおつかまりください。」と優しく案内されたのは当然かもしれないが、「日曜の夕方、渋滞でお時間かかることはないでしょう。」と言いながら自然渋滞に遭遇も、慌てることなく状況判断。駅方面はすんなり流れるとアナウンスされ、それが見事に的中。
最後は、バスターミナルへの到着前。「到着しても空いてる場所がございませんと、お待ちいただくことになります。残念ながら二台しか止まれるスペースはございません。」と言われた直後。「あ、空いてました。大丈夫です。」と言われ、車内には笑い声がどっと沸き起こった。
名人芸の運転手さんへ、最後のオチに座布団一枚!
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